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2019/04/15
生物科学専攻の西増弘志准教授が第51回市村学術賞を受賞

西増弘志准教授
このたび西増准教授が第51回市村学術賞功績賞を受賞されました。おめでとうございます。西増博士は、ゲノム編集に利用されているDNA切断酵素CRISPR-Cas9とガイドRNA、ターゲットDNAの複合体の結晶構造を世界で初めて決定し、その作動機構を世界に先駆けて解明しました。また、迅速・高精度なDNA切断活性測定系を確立し、複数のCas9変異体の活性評価を行うことにより、適用範囲の拡張したCas9改変体の開発に成功しました。本Cas9改変体は、ゲノム編集を医療応用する上で、必要不可欠な革新的技術であり、心よりお慶び申し上げます。
第51回市村学術賞
http://www.sgkz.or.jp/prize/science/list/51.html
(文責:生物科学専攻 教授 濡木理)
―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―