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2018/12/20
生物科学専攻の榎本和生教授が第7回テルモ財団賞を受賞

榎本和生教授
このたび、生物科学専攻の榎本和生教授が、第7回テルモ財団賞を受賞されました。
テルモ財団賞は、公益財団法人テルモ生命科学芸術振興財団が、2012年度より生命科学分野における優れた国内の研究を顕彰する主旨で設け、年度ごとに研究対象領域を指定して表彰している賞です。
榎本和生教授は、ショウジョウバエおよびマウスの脳神経回路をモデルとして、独自の生体イメージング法と分子遺伝学的手法を組み合わせた実験システムを構築することにより、脳神経回路の形成・再編・維持を担う重要因子を次々と同定し、その作動原理を世界に先駆けて解明されました。さらに最近では神経回路の再生メカニズムの解明に取り組み、新規制御因子の同定に成功されています。これらの成果は、今後、脳神経回路の損傷や変性に起因する疾患の予防・治療に向けた応用研究への展開が期待されます。
榎本先生の今回のご受賞を心からお喜び申し上げますとともに、今後のますますのご活躍をお祈りいたします。
第7回テルモ財団賞
https://www.terumozaidan.or.jp/prize/index2.html
(文責:生物科学専攻 教授 久保健雄)
―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―