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2018/12/20
物理学専攻 小林俊一名誉教授が瑞宝中綬章を受章

小林俊一名誉教授
本研究科名誉教授(物理学専攻)の小林俊一先生が、2018年秋の叙勲において瑞宝中綬章を受章されました。
小林先生は、大阪大学大学院理学研究科で博士号を取得された後、1968年に本学理学部助手になられ、講師を経て1975年から助教授、1985年から1998年まで教授として本研究科の研究と教育に尽力され、多くの後進を育成されました。
小林先生は、金属微粒子の久保効果や金属薄膜のアンダーソン局在など、極低温下で発現する新奇な物理現象を核磁気共鳴や輸送特性の測定手段で次々と見出され、今日のメゾスコピック系やナノサイエンス研究の礎を作られました。
この間、低温センター長、理学系研究科長、副学長として学内行政にも辣腕を振るわれ、本学ご退職後も、理化学研究所理事長、秋田県立大学理事長・学長として我が国の先端科学の推進と高等教育の発展に、引き続き大きな足跡を残されました。
この度のご受章を心よりお祝い申し上げ、益々のご健康とご活躍をお祈りいたします。
平成30年度 秋の叙勲
https://www8.cao.go.jp/shokun/hatsurei/30aki.html
(文責:物理学専攻 教授 福山寛)
―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―