2018/10/11

日本ラテンアメリカ学術会議2018開催


2018年9月25日から9月28日まで、日本ラテンアメリカ学術会議 2018が栃木県日光市で開催されました。25日に日光東照宮客殿でとり行われた開会式には、チリ共和国大使館大使、メキシコ合衆国大使館文化担当参事官、ブラジル連邦共和国大使館科学技術部部長、チリ大学学長、チリカトリカ大学学長、エル・コレヒオ・デ・メヒコ学長、サンパウロ大学副学長、マゼラン大学副学長、文部科学省国際戦略分析官、本学羽田理事・副学長などが挨拶を述べられました。

本会議のはじまりは、2013年に本学と南米のトップ大学であるチリ大学・チリカトリカ大学・サンパウロ大学をホストとして、チリ・ブラジルで第9回東大フォーラムを開催したことに端を発します。その後、チリとは2年毎に日本チリ学術会議を実施しており、第1回は2014年10月に本学本郷キャンパスで、第2回は2016年11月にチリ・パタゴニア地方で開催しました。

第3回目となる本会議には、航空宇宙工学・海洋工学を中心としたブラジルの大学、人文社会科学・地震学を中心としたメキシコの大学も加わり、10の分科会がひらかれ、参加したさまざまな分野の研究者や学生らによって、活発な議論が交わされました。また、理学系研究科附属植物園日光分園の舘野准教授による植物園の見学会、全体向けの基調講演、ドキュメンタリー映画の上映会、参加者が一同に集まる「ティータイム」での意見交換など、異なる分野間での学術交流を促進する場を設けました。

分野横断的な交流を目的とした本会議は、当初の予想を大きく上回る海外からの研究者・学生に参加いただき、大盛況のうちに開催終了することができました。これをきっかけとして、国や分野を広げたラテンアメリカとの学術交流がさらに発展していくことを期待しています。

大使館大使・関係者、参加大学学長・副学長など
開会式での参加者

開会式の様子
 
ワークショップの様子(天文学)


場 所:栃木県日光市
開会式/ 日光東照宮 客殿
分科会/ 千姫物語ホテル、日光総合会館
日 時:
9月25日(火)開会式、Welcome Reception
9月26日(水)分科会/1日目
9月27日(木)分科会/2日目
9月28日(金)分科会/3日目、閉会式、エクスカーション
参加者数:250名程
(チリ 約90名、メキシコ 約16名、ブラジル 約7名、日本・その他 約140名)

関連URL:http://eventos.cmm.uchile.cl/chilejapanforum2018/program/

 

植物園の見学会(手前左:舘野准教授)


ドキュメンタリー映画の上映会 
 
エクスカーションの様子(華厳の滝にて)

 

【サテライト分科会】
Social Science & Humanities, Asian & Latin American Studies:
9月21日   於 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 (駒場キャンパス) 
9月22、23日 於 東京大学 東洋文化研究所 (本郷キャンパス)
9月24日   於 東京大学 社会科学研究所 (本郷キャンパス)

Sensors, Robotics, Automation & ICT in Mining, AgroSciences & Natural Resources, Smart Cities / 銅原料中の不純物に関する国際セミナー
10月17日  於 霞が関ビルディング(東京都千代田区)

 

(文責:天文学教育研究センター長 土居 守)

 

 

 

―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―

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