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2018/08/29
生物科学専攻の岩崎渉准教授が日本進化学会研究奨励賞を受賞

岩崎渉准教授
生物科学専攻の岩崎渉准教授が日本進化学会の「研究奨励賞」 を受賞されました。この賞は、進化学や関連する分野において研究業績上大きな発展が期待される、毎年若干名の若手の日本進化学会員に授与されるものです。
近年のDNA配列解析装置の急速な性能の向上によって、多くのゲノム配列情報が多様な生物から得られるようになりました。岩崎准教授は、こうした大規模なデータを活用して生命進化の歴史やその背後にあるメカニズムを解明するため、その鍵となるデータベースやバイオインフォマティクス技術を開発するとともに、それらの開発成果を活用することで、ジェネラリストとスペシャリストの両極端の戦略を取る生物が自然界で進化するメカニズムを解明するなど、多くの成果を挙げてきました。このように、生命科学と情報科学の2つの分野にまたがる専門性に基づいた研究実績が高く評価され、今回の受賞に至りました。
ご受賞をお祝い申し上げるとともに、益々のご活躍を期待しております。
日本進化学会研究奨励賞
http://sesj.kenkyuukai.jp/special/?id=28587
(文責:生物科学専攻 教授 高木利久)
―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―