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大越慎一教授 (化学専攻) がフランス・レンヌ市から表彰
2018年6月12日、フランス・レンヌ市にて開催されたフランスCNRS 国際共同研究所 (LIA IM-LED)注1 主催の“物質の超高速制御に関する国際会議 (UCM2018)”のレセプションが、レンヌ市長の招きでレンヌ市庁舎 (フランスを代表する歴史的建造物)注2 にて催され、大越慎一教授 (化学専攻)と東京大学が、レンヌ市より表彰されました。

表彰式では、大越教授が、光材料分野にて新物質を次々と発見し、世界的に傑出した研究業績を挙げ、フランス学術界にも大きな影響を及ぼしたことが高く評価されたことが述べられました。また、2017年からスタートしたフランスCNRS国際共同研究所 (LIA IM-LED) の発足に大越教授が大変に尽力され、レンヌ第1大学をはじめとする日仏8大学間の日仏研究交流に多大な貢献をしたとして厚い謝辞を贈られ、東京工業大学の腰原伸也教授とともに、副賞も授与されました。
大越慎一教授の傑出した研究成果に敬意を表すと共に、フランス・レンヌ市への大越教授のご貢献への表彰に対し、心よりお祝い申し上げます。大越教授は、フランスパリ第6大学 (ピエール・エ・マリー・キュリー大学、ソルボンヌ大学) およびボルドー大学の客員教授も務めており、フランスでの益々のご活躍に期待しております。
![]() 授賞式の様子 |
![]() レセプションの様子 |
UCM2018国際会議の写真

2016年12月に駐日フランス大使館および大使公邸において、駐日フランス大使の立ち合いのもと執り行われたLIA IM-LEDの調印式に関するフランス大使館の紹介サイト
レンヌ第1大学掲載サイト
https://www.univ-rennes1.fr/actualites/15062018/conference-internationale-ucm2018-sur-le-controle-ultrarapide-des-materiaux(フランス語)
注1: フランスCNRS国際共同研究所 (LIA IM-LED, International Associated Laboratory “Impacting materials with light and electric fields and watching real time dynamics”) は、フランス国立科学研究センター (CNRS)並びにフランスの4大学 (レンヌ第1大学、ナント大学、ベルサイユ大学、メーヌ大学 (ル・マン))および日本の4大学(東京大学、東京工業大学、東北大学、京都大学)からなる国際共同研究所。日本側ディレクターを大越慎一教授 (化学専攻) が務め、フランス側ディレクターをエリック・コレット教授 (レンヌ第1大学) が務めている。
IM-LED 発足時のフランス大使館の紹介サイト
https://jp.ambafrance.org/article10924
注2: レンヌ市庁舎:フランスを代表する宮廷建築家のアンジュ=ジャック・ガブリエルによって1734年に建設されたフランスを代表する建造物の一つ。ガブリエルは、パリのコンコルド広場やベルサイユ宮殿の小トリアノン宮殿(le Petit Trianon)を設計したことでも知られる。
―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―