2017/09/27

理学部イメージコンテスト2017 最優秀賞・優秀賞一覧

広報委員会(オープンキャンパス実行委員会)

東京大学大学院理学系研究科・理学部では、日々の研究の一こまにある美しい瞬間を写真に収めて競う「東京大学理学部イメージコンテスト2017」を2017年8月2 ・3日の両日、東京大学理学部オープンキャンパスにて催しました。東大理学部の学生、教員の25作品を展示いたしました。当日は来場者の方をはじめ、スタッフや関係者による投票により、上位3作品が優秀賞に選ばれました。優秀賞受賞者には、表彰状及び賞品の図書券を贈呈しました。受賞者の皆さま、おめでとうございます。コンテスト出品作品の一部は東大理学部イメージバンクにも掲載の予定です。

イメージコンテストは来年度以降も開催する予定です。

最優秀賞

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「ヴィラルソーの円の紙模型」

河野俊丈 数理科学研究科 教授

トーラス(ドーナツ型の曲面)を斜めに切ると互いに交わる2つの円が現れ、これをヴィラルソーの円とよびます。
トーラス上に多くのヴィラルソーの円を描いた様子を紙を組み合わせることによって表現しました。

コメント
  • 幾何学に現れる形の美しさが紙の組み合わせで表現されている。
    どのように紙を組み合わせてこの形になっているのだろうか。
    格子模様に光線が当たってできる陰影が美しさを引き立てている。
 

優秀賞

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「微小水滴ケージ内のミドリムシ」

合田 圭介 化学専攻 教授
磯崎 瑛宏 化学専攻 特任研究員

髪の毛の断面と同程度の小さな水滴のケージに1匹1匹ミドリムシを閉じ込めた様子です。
1秒間に数千個のミドリムシの入った水滴を生成できる技術を用いて水滴を集め、光学顕微鏡でミドリムシの個性を解析します。

コメント
  • 小さな水滴の一つ一つにミドリムシが1匹ずつ閉じ込められた様子が、
    緑の核をもった水晶玉のように見える。
    水晶玉の向こうにミドリムシの個性がみえてくるのだろうか。

優秀賞

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「氷のペンダント」

小松 一生 地殻化学実験施設 准教授
白石 智子 地球惑星科学専攻2015年度修士課程修了生

幼稚園での出前実験向けに園児への プレゼントとして作った氷のペンダント。純氷の板を銅製の型に挟むと、
みるみるうちに氷が溶け、六花の形が出来上がる。「もういっかい やって」とせがむ子供達の輝く瞳の中に、科学の原点を想う。

コメント
  • 幼稚園児向けの出前実験で喜ばれたものとのこと。
    宝石のような美しさが夕焼け空で効果的に演出されている。
    美しいもの、不思議なものへの感性は生得的に備わっている理学の始まりである。

 

 
 

―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―

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