2016/11/01

小林俊行教授がアメリカ数学会フェローに

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小林俊行教授


数理科学研究科教授の小林俊行先生は、この度、アメリカ数学会(American Mathematical Society)のフェローに選出されることになりました。アメリカ数学会のフェロープログラムでは、数学における新分野の創設、発展、振興、他分野との連携、活用などへの顕著な貢献によりフェローに選出された研究者が、数学の発展のための牽引役、数学会の会長および評議会への助言役、新たなフェローの選出役などを担います。 

小林俊行先生は、リーマン幾何学の枠組みを超えた不連続群の理論、無限次元表現論と非可換調和解析などの分野で、代数学、幾何学、解析学が見事に融合された先駆的な業績を挙げられました。小林俊行先生の研究は、現在、さまざまな分野の研究者に影響を与え、表現論のみならず、力学系理論、シンプレクティック幾何学、偏微分方程式論などにおいて、分野の枠を超えた進展を生んでいます。心よりお祝い申し上げますとともに、今後のますますのご活躍をご祈念いたします。

アメリカ数学会ホームページ
http://www.ams.org/profession/ams-fellows/ams-fellows


(文責:数理科学研究科 教授 河野俊丈)

 

 

―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―

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