2016/09/06

理学部イメージコンテスト2016 最優秀賞・優秀賞一覧

広報委員会(オープンキャンパス実行委員会)

東京大学大学院理学系研究科・理学部では、日々の研究の一コマにある美しい瞬間を写真に収めて競う「東京大学理学部イメージコンテスト2016」を2016年8月3 ・4日の両日、東京大学理学部オープンキャンパスにて催しました。東大理学部の学生、教員の19作品を展示いたしました。当日は来場者の方をはじめ、スタッフや関係者による投票により、上位3作品が優秀賞に選ばれました。優秀賞受賞者には、表彰状及び賞品の図書券を贈呈し、作品は理学部1号館サイエンス ギャラリーに9月下旬~11月末まで展示する予定です。受賞者の皆さま、おめでとうございます。コンテスト出品作品の一部は東大理学部イメージバンクにも掲載の予定です。

イメージコンテストは来年度以降も開催する予定です。

最優秀賞

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「4次元クライン群の極限集合」

河野俊丈 数理科学研究科 教授

4次元空間の点についてメビウス変換という操作を何度も施して得られる極限の集合を境界の3次元空間に描いた模型です。クリスタルガラスの中にレーザー光でプロットする方法で制作しました。

コメント
  • 4次元空間における操作から境界の3次元空間に現れる数学による抽象的美が、
    クリスタルガラスという具体物の中で見事に表現されています。
 

優秀賞1

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「不完全の美」

竹之内惇志 地球惑星科学専攻 博士2年

方解石の劈開(割れ)によって見られる干渉縞。割れも不純物もない完全な単結晶は綺麗ですが、割れて乱れて現れる美しさというものもあります。僕は完全よりも不完全に良さを見出していくことが好きです。

コメント
  • 不完全なものは、この干渉縞のように、完全なものにはない翳りや
    深みを持った美しさを生みだし、時に人を魅了します。

優秀賞2

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「研究室をデザインする」

望月公紀 化学専攻 特任研究員
中村 栄一 名誉教授 特任教授 

昨年度竣工した「分子ライフイノベーション棟7階実験室(理学系研究科所属)」の化学実験室.物があっても整えられているように見える研究室を目指してデザインしています。化学研究を行っていた建築家と研究者との丁寧な対話から生まれる研究空間は、その美しさだけでなく安心安全で効率の良い研究室に生まれ変わります。   
写真撮影:太田拓実

コメント
  • 建築家と研究者の対話から生まれた研究室の機能美が現れています。
    この新しい研究室から新たな成果が生みだされていくのが楽しみです。

 

 
 

―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―

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