特集コンテンツ
【6/29(月)】東京大学伊藤国際学術研究センター シンポジウム「サマースクール―宇宙距離尺度の新時代」公開講演会のご案内
6月29日(月)に、公開講演会「宇宙のはしご・宇宙の花火」を開催することになりましたので、ご案内いたします。多くの方の参加をお待ちしております。
宇宙に浮かぶ星や銀河までの距離は、どうやって測るのでしょうか。
天体までの距離を知ることは、天文学の基礎となるもっとも大事な
研究のひとつであり、常に天文学の最先端のテーマでもあります。
天文学では、天体までの距離に応じて異なる距離の測り方がありますが、
近くの天体までの距離の測り方からより遠くの天体までの距離の測り方を
順々につなげていくことで、非常に遠くにある天体でも距離を測れるのです。
一段一段先に距離を伸ばしていくこの方法論は「宇宙のはしご」と呼ばれます。
この「はしご」の段のひとつが、Ia型超新星を用いた距離の測定です。
2011年のノーベル物理学賞は、この方法を用いて宇宙の加速的膨張を
発見した研究グループに与えられました。「宇宙の花火」とも言える
この壮絶な爆発現象から、いったいなにがわかるのでしょうか。
本講演会では「宇宙のはしご」「宇宙の花火」それぞれの研究において
世界をリードする北京大学 Kavli Institute のR. de Grijs教授と
カリフォルニア工科大学の S. Kulkarni教授をお招きし、宇宙の構造と
進化についての最先端の研究をわかりやすく解説していただきます。
日 時: 2015年6月29日(月) 19:00-20:30 (18:30開場)
場 所: 東京大学 伊藤国際学術センター
伊藤謝恩ホール(地下2階, 赤門すぐ隣)
講 師: 土居 守(東京大学 教授)
Richard de Grijs (北京大学 Kavli Institute 教授)
Shrinivas R. Kulkarni (カリフォルニア工科大学 教授)
参加費: 無料
申 込: 下記のURLからお申し込み下さい(先着順、定員400名)
すでに定員に達するご予約がありましたので、申し訳ありませんが
今後の予約や当日の来場はお受けできません。
通 訳: 当日は通訳を介し、日本語で講演をお聞き頂けます。
本イベントに関する問い合わせ先:
メール:cdschool_public [at] astron.s.u-tokyo.ac.jp
電 話:0422-34-3628 (国立天文台・坂井伸行)
―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―