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2013/03/06
物理学専攻 早野龍五教授、GENCO賞を受賞
物理学専攻の早野龍五教授がドイツのGSI(重イオン研究所)によるGENCO会員賞(Membership Award)を 受賞しました。GSIはドイツのフランクフルト郊外のダルムシュタットにあり、原子核、素粒子、生物に関わる物理学、 核化学、核医学の研究を進める、ドイツでも屈指の大きな研究所です。 GENCOとはGSI Exotic Nuclei Communityの略称であり、GENCO会員賞は2006年から毎年、国際的な委員会に よって選ばれた、原子核に関する科学に於いて顕著な業績を挙げた1~3名の研究者に対して授与されてきました。 今回、原子核反応を用いたパイ中間子原子の精密分光の手法を開拓し、南部陽一郎先生が予言された「自発的対称性の 破れによる素粒子の質量獲得のメカニズム」の定量的な検証に成功した早野教授に授与されることになりました。 (文責:物理学専攻 教授 宮下 精二)
早野龍五教授
―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―