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2013/01/25
物理学専攻 五神 真教授、物理学専攻 大塚 孝治教授、米国物理学会(APS)フェローに選出
物理学専攻の五神 真教授並びに同じく物理学専攻の大塚 孝治教授が、 米国物理学会(American Physical Society)のフェローに選出されました。 同学会は1899年に設立された世界で2番目に大きな物理学者の学会であり、現在5 万人を超えるメンバーが所属している。 物理学、物理教育、およびその応用における学術的貢献、リーダーシップが顕著 であるとみとめられた研究者に授与されるものです。 選出にあたっては、アメリカ物理学会フェローからの推薦を受け、ディヴィジョ ン、アメリカ物理学会フェローシップ専攻委員会、アメリカ物理学会評議会によ る多段階による厳正な選考を経て決定され、専門分野と新領域開拓の研究に対す る国際的に大変権威ある選出となります。 五神教授の研究業績は次の通りです。 半導体の非線形分光、高密度現象、冷却原子および微小共振器構造を含 む、レーザー分光と光科学における先駆的な研究業績並びにその貢献に対して。 大塚教授の研究業績は次の通りです。 IBM(相互作用するボソン模型)の微視的導出、核構造におけるテンソル力の役 割、モンテカルロ殻模型の開発、エキゾチック原子核を理解するための三体力の役割 を含む、原子核構造研究における先駆的な貢献に対して。 このたびの米国物理学会フェローに選出されました由、心よりお祝い申しあげます。
―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―