2010/11/08

第一回構造生物学社会連携講座シンポジウム 「構造生物学:生命現象の解明から創薬へ」

構造生物学社会連携講座では、東京大学における生物系、医学系、薬学系、農学系等の生命科学研究者と東京大学および理化学研究所の構造生物学研究者との交流をはかり、構造生物学のニーズを最先端の技術基盤や施設と結びつけた共同研究を推進し、かつ構造生物学の素養を備えた若手研究者の育成を行うことを目的としています。今回のシンポジウムでは、 「構造生物学のフロンティア」、「医学・創薬と構造生物学」、「構造生物学の技術基盤」の3つのセッションを設け、構造生物学と生命科学研究の研究者による最新成果の発表と議論を通じた交流を行います。幅広い分野からのご参加をお待ちいたします。

開催日時:平成22年11月20日(土) 10:00-18:10 (受付は同日9:15より)
会場:東京大学 本郷キャンパス 小柴ホール
(東京都文京区本郷7-3-1 東京大学理学部第1号館中央棟2F)
登録:事前登録不要(当日受付)
参加費:無料
言語:日本語
連絡先: 構造生物学社会連携講座シンポジウム事務局
      理化学研究所 生命分子システム基盤研究領域
      〒230-0045 神奈川県横浜市鶴見区末広町1-7-22
      E-mail: jsbb@ssbc.riken.jp
主催: 東京大学大学院理学系研究科 構造生物学社会連携講座
     理化学研究所 生命分子システム基盤研究領域


シンポジウムプログラム

09:15-     会場受付
10:00-10:05 開会の挨拶 山形 俊男 (東京大学大学院理学系研究科長)
10:05-10:10 開会の挨拶 大熊 健司 (理化学研究所横浜研究所 所長)

セッション1 「構造生物学のフロンティア」
10:10-10:50 「植物の乾燥ストレス応答の制御機構」
田之倉 優 (東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻)

10:50-11:20 「ユビキチン鎖シグナルの認識メカニズム」
深井 周也 (東京大学放射光連携研究機構生命科学部門)

11:20-11:50 「BARドメインスーパーファミリータンパク質による細胞膜オルガネラの形態形成」
末次 志郎 (東京大学分子細胞生物学研究所細胞形態研究分野)

11:50-12:10 「RNAポリメラーゼと転写因子によって織りなされる転写の構造生物学」
関根 俊一 (東京大学大学院理学系研究科構造生物学社会連携講座)

12:10-12:30 「グルタミン・トランスアミドソームの結晶構造解析」
伊藤 拓宏 (東京大学大学院理学系研究科構造生物学社会連携講座)

12:30-13:30 休憩


セッション2 「医学・創薬と構造生物学」
13:30-14:10 「グローバル希少薬の開発における構造生物学」
北 潔 (東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻)

14:10-14:40 「関節リウマチ関連タンパク質PAD4の構造科学的研究」
清水 敏之 (東京大学大学院薬学系研究科機能薬学専攻)

14:40-15:10 「APCの異常と発癌」
川崎 善博 (東京大学分子細胞生物学研究所分子情報研究分野)

15:10-15:25 休憩

15:25-15:55 「理研創薬・医療技術基盤プログラム」
後藤 俊男 (理化学研究所創薬・医療技術基盤プログラム)

15:55-16:25 「立体構造に基づく薬剤探索」
本間 光貴 (理化学研究所生命分子システム基盤研究領域)


セッション3 「構造生物学の技術基盤」
16:25-16:55 「高輝度マイクロビームビームラインBL32XUの現状」
平田 邦生 (理化学研究所放射光科学総合研究センター)

16:55-17:25 「Photon Factoryにおける構造生物学ビームライン技術開発の現状」
松垣 直宏 (高エネルギー加速器研究機構・物質構造科学研究所構造生物学研究センター)

17:25-18:05 「高難度タンパク質の試料調製・結晶化技術開発の現状」
横山 茂之 (東京大学大学院理学系研究科構造生物学社会連携講座)

18:05-18:10 閉会の挨拶 
飯野 雄一 (東京大学大学院理学系研究科構造生物学社会連携講座運営委員会委員長)

以上、敬称略

―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―

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