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2009/06/23
五月祭で物理学科の展示が全学最優秀賞を獲得
第82回五月祭において、理学部物理学科の学生有志が主催する企画「Physics Lab. 2009」が、 『MFアワーズ学術文化発表部門第1位』と『MFアワーズ最優秀賞』を受賞しました。 学術部門1位は昨年に続いての2年連続受賞です。最優秀賞は新たにできた賞で、 全学の全展示中で来場者に最も支持された展示に贈られるものです。 今回の受賞は物理学科五月祭準備委員会(代表4年生 藤田智弘)ら、 一年間熱意を持って頑張ってきた学生達の努力が実ったものです。研究テーマの選定、 仲間を集めるためのプレゼン、来場者目線で考え助言する専門チームの立ち上げ、 など妥協せずに取り組んできたと聞いています。最終的には100人近いメンバーで 7つの班に分かれて実験等を行い、結果を冊子とDVDにまとめて当日配布しました。 解説をDVDで配布したのも今回の新機軸でした。そのような努力の結果、初日から 多くの来場者が来て、日本経済新聞に紹介されるほどの盛況を博しました。 今年の五月祭全体のテーマは「Academic Pandemic (学術の感染)」でした。 この感染は当時心配されていた新型インフルエンザのことではありません。 展示内容はかなり高度で、内容を十分に理解してもらうことは難しかったかもしれません。 それでも、多くの来場者が今後何かの拍子に「あれ東大の展示で見たよ」と思いだして 物理に興味を持って頂けるように、物理という感染症を潜伏させることを意図していたそうですが、 この目論見は大きな成功を見たのではないかと思われます。
―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―