第10回 高校生のためのサイエンスカフェ本郷

大学院生と中高校生によるフリーディスカッションの様子

終了いたしました。

6月12日(日)、第10回高校生のためのサイエンスカフェ本郷が開催されました。 まずはじめに『ちりもつもれば惑星になる —「実験室のミニ宇宙」から「はやぶさ2」まで— 』というタイトルで地球惑星科学専攻の橘省吾助教がお話をしました。 魅力的なサイエンスの内容はもちろん、美しい画像や「星の王子さま」の作家、サン=テグジュペリの言葉を引用したお話に、参加者は強く引き込まれていました。 今回は、本サイエンスカフェとしては初めて、学生グループのBAP(東京大学大学院生出張授業プロジェクト)に協力を依頼し、講演後の研究室見学や大学院生との談話を担当していただきました。 BAPの事前の十分な準備もあり、中高生にとって大学院生との懇談の時間は、とても有意義で楽しかったようです。

高校生(中学生)の皆さん、東大理学部で若手研究者による最先端の研究のお話を聞き、大学院生とお茶を飲みながら気軽にお話ししてみませんか?大学生生活、研究のこと、みなさんの質問になんでもお答えします!当日は研究室見学も予定しています。ぜひご参加ください。

ちりもつもれば惑星になる —「実験室のミニ宇宙」から「はやぶさ2」まで—

宇宙や太陽系の進化に関する私たちの理解は10年前、20年前に比べてずいぶんと進みました。 しかし、まだまだわかっていないことはたくさんあります。 私たちの太陽系の材料はどこでどのようにつくられたのでしょうか。 産まれたての太陽系のなかで地球や海、そして生命の材料はどのように誕生したのでしょうか。 これらの材料はすべて最初は小さな小さな塵(ちり)だったと考えられています。 いったいどんな塵だったのでしょうか。 この謎を解きあかしたい!私たちは実験室にミニ宇宙をつくって、太陽系や惑星の材料となる塵を宇宙のまねをしてつくってみたり、隕石を分析して、銀河を旅してきた塵をさがしたり、望遠鏡で遠くの星の周りの塵を観測したりしています。 さらには「はやぶさ2」計画を立ち上げて、地球や海や生命の材料になった塵たちを探査機で採りに行こうとしています。 小さな塵から太陽系の誕生や進化の謎に迫る私たちの冒険を紹介します。

講演者
橘省吾
所属
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 助教
経歴
1991年3月 石川県立金沢泉丘高等学校 卒業
1995年3月 大阪大学理学部宇宙・地球科学科 卒業
1997年3月 大阪大学大学院理学研究科物理学専攻 博士前期課程 修了
1997年4月 日本学術振興会 特別研究員(DC1)
2000年3月 大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻 博士後期課程 修了
2000年4月 日本学術振興会 特別研究員(PD)
2003年4月 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 助手
2007年4月より現職(兼、早稲田大学 非常勤講師)

今回は大学院生のグループ BAP のメンバーもご一緒します。ぜひ気軽にご参加、メンバーとお話してください。

日時

2011年6月12日(日) 13:00~17:00(12:30開場)

会場

東京大学本郷キャンパス 理学部1号館2階小柴ホール

対象

高校生(中学生の参加も可能です。)

※保護者の方につきましては、講演のみご聴講いただけます。

定員

50人

※応募人数が超過した場合は抽選とさせて頂きます。

参加費

無料

申込

申込は終了しました。

  • ※保護者の方は、事前申込は必要ございません。
  • ※申込をされてから1週間以内に、東京大学大学院理学系研究科理学部広報室( )から申込確認メールをお送りいたしますので、メールが届かない場合は、再度お申込手続きをお願いいたします。

参加決定のお知らせ

参加決定のお知らせにつきましては、5月23日(月)以降に行います。

主催

東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室

お問い合わせ先

東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室

電話: 03-5841-7601

E-mail:

協力

大学院生出張授業プロジェクトBAP(Back to Alma Mater Project)