第27回東京大学理学部公開講演会「理学の真実」

第27回東京大学理学部公開講演会

「理学の真実」

真実を追求し、真実を語ること。
自然の理(ことわり)を追究する理学者は、研究を究め、その真実を語ることで、この世界に貢献していきたいと思っています。
困難な時代だからこそシンプルに、そして誠実に。
私たちは、研究し、語り続けます。

(注)本講演会は、お申込みをいただいた後に抽選を行い、当選者の方のみ(後日、ウェブ上で発表)ご出席が可能なイベントです。お手数でございますが、参加ご希望の方は、以下の申込みサイトにご記入をお願いいたします。

講演者・講演内容

地震学の現状と限界 ~想定外を想定しよう

ロバート ゲラー (地球惑星科学専攻 教授)

ロバートゲラー教授
— 略歴 —
84年に東大助教授着任(東大任期無し外国人教員第1号)、99年より現職。
カリフォルニア工科大学卒(学士=73年、修士=75年、博士=77年)。
主要研究テーマ:地震波動論、地球の内部構造推定、地震予知・予測研究の問題点の分析。

皆さんは地震の予知に大きな期待を抱いていますが、残念ながら現時点では正確な予知はできませんし、正確なハザードマップすら作成できません。この現実を踏まえて、地震防災対策のあるべき姿勢について論じます。

胎児期に隠されていた進化の痕跡

入江 直樹(生物科学専攻 准教授)

入江直樹准教授
— 略歴 —
京都大学大学院医学系研究科分子医学系専攻修了。同大学附属・先天異常標本解析センター非常勤教職員、理化学研究所研究員を経て2013年より現職。博士(医学)。

胎児だったころのみなさんはどんな姿をしていたでしょうか。19世紀のある科 学者は、「まるで進化を繰り返すかのように、たった1つの細胞から、魚、両生類や爬虫類のような形を経て、ヒトの姿になっていく」という仮説を提唱しました。それから150年以上、大きな進展のないまま現代科学から忘れ去られようとしていたこの問題が、遺伝子情報解析技術やコンピュータサイエンスの発展で、大きな転換点を迎えました。動物の胚発生と進化には昔の科学者が予想したものとは違った法則性が存在することがわかってきたのです。本講演では、胎児期に隠された進化の痕跡と謎についてお話します。

開催日

2015年11月20日(金)

時間

14:00~16:30(※開場13:00)

※終了後、講演者との歓談の時間を設けます。

場所

東京大学本郷キャンパス
理学部1号館2F 小柴ホール

入場

無料

定員

170名(申込み制・抽選)

お申込み

※申込期間は終了しました。

お申込み締め切り

10月2日(金)17時

当選者について

10月14日前後に理学部ウェブおよびメールでお知らせいたします。

抽選結果がでました。

主催・問合せ先

東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室

電話 03-5841-7585
E-mail