東大理学部 高校生のための春休み講座 2016

東大理学部 高校生のための春休み講座 2016

4月5日(火)

講義1
宇宙に探す! 生命を育む惑星
地球惑星環境学科 関根 康人 准教授
関根康人准教授
— 経歴 —
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了、東京大学大学院新領域創成科学研究科助教、講師を経て2014年10月より現職。博士(理学)。

宇宙には生命を宿す星はあるのでしょうか。人類が長い間抱いていた疑問に今答えがでるかもしれません。木星や土星の衛星の内部には広大な液体の海が存在し、太古火星にもかつて地球によく似た環境が広がっていたことがわかってきました。現在、探査機は土星の衛星から吹き上がる海水を採取し、火星上のかつて湖だった湖底を走り回って生命の痕跡を探しています。講義では、太陽系に存在する地球によく似た環境を調べる研究の最前線をお話しすると共に、皆さんが大学生や研究者になる将来の「宇宙に生命を探す」計画について解説します。

講義2
植物の形の成り立ちを器官の新生と再生に探る
附属植物園 杉山 宗隆 准教授
杉山宗隆准教授
— 経歴 —
東北大学大学院理学研究科生物学専門課程博士後期課程修了、日本学術振興会特別研究員、東北大学理学部助手、東京大学理学部講師を経て、2001年より現職。理学博士。

植物の基本となる器官は、茎と根と葉のわずか3種類です。植物の発生・形態形成の大きな特徴は、これらの器官が生涯に亘って新たに生じ、次々に体に付け加 わっていくことにあります。さらに植物では、傷害などに応じて、本来の予定にはなかった部位に、新しい器官が一からできたりもします。これが植物の器官再 生で、やはり植物の発生・形態形成の特徴を色濃く反映しています。私たちはこうした器官の新生や再生に注目し、その開始段階を調べることで、植物の形を成 り立たせている仕組みを探っています。この講座では、植物の体のつくりについて概略をお話しした上で、私たちが器官新生・再生に関し実際にどのような研究 を行っているかをご紹介します。