東大理学部 高校生のための春休み講座 2015

東大理学部 高校生のための春休み講座 2015

4月2日(木)

講義1
宇宙にひろがる化学の世界、化学の眼で見た宇宙の姿
物理学科 山本 智 教授
山本智教授
— 経歴 —
東京大学大学院理学系研究科化学専攻博士課程修了、名古屋大学理学部助手、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻助教授を経て、2004年より現職。博士(理学)。

星と星との間の空間は「真空」ではなく、ガスと塵からなる非常に希薄な「雲」が存在しています。星間分子雲と呼ばれるものです。星間分子雲はおよそ100万年ほどかけて自分の重力で収縮して、中心に新しい星を生み出します。星間分子雲では苛酷な環境の下で様々な有機分子が作られていますが、それらの分子の一部は、新しい星の誕生に伴って惑星系にもたらされるでしょう。私たちの地球を構成している物質の一部も、宇宙からやってきたものかもしれません。講義では、宇宙にひろがる化学の世界と、化学の眼で見た宇宙の姿をご紹介します。

講義2
デザインのためのインタフェース
情報科学科 五十嵐 健夫 教授
五十嵐健夫教授
— 経歴 —
2000年、東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。ブラウン大学博士研究員、東京大学大学院情報理工学研究科講師、准教授を経て2011年5月より現職。博士(工学)。

我々のグループでは、計算機技術を活用し、自分の使うものを自分でデザインできるようにすることを目指して研究開発を行っています。具体的には、プロでない普通のユーザが、3次元CGやアニメーションなどの映像表現を実現したり、自分が使う衣服や家具などの道具をデザインしたり、ロボットの行動を自分用にデザインしたりすることを可能にするためのインタラクション技術の研究開発を行っています。本講演では、本プロジェクトの研究成果についてデモやビデオを織り交ぜながら紹介します。