東大理学部 高校生のための冬休み講座 2014

東大理学部 高校生のための冬休み講座 2014

12月25日(木)

講義1
恐竜の研究~フィールドワークから現生生物との比較まで~
地球惑星環境学科 對比地 孝亘 講師
對比地 孝亘
— プロフィール —
米イェール大学大学院博士課程修了、米フィールド博物館博士研究員、日本学術振興会海外特別研究員(米オハイオ大学)、同特別研究員(国立科学博物館)、国立科学博物館非常勤研究員を経て2012年より現職。Ph. D.。

恐竜の研究というと、博物館で展示されている全身骨格を思い浮かべる人が多いと思いますが、実際の研究はどのようにして行われているのでしょうか? 野外における発掘、研究室に持ち帰ってからの剖出、その化石の分類の決定など、研究を始めるにあたり必要な基本作業が終ったあと、実際のさまざまな研究が行われます。 このとき、骨格しか保存されていない恐竜がどのような生きものであったかを考える上で必要なのが、現在生きている動物との解剖学的な比較です。 今回は、恐竜の研究に必要なこのような一連の流れを、実際の研究例を紹介しながらお話します。

講義2
植物が花を咲かせるしくみ~花成ホルモン・フロリゲン~
生物学科 阿部 光知 准教授
阿部 光知
— プロフィール —
北海道大学大学院理学研究科生物科学専攻博士課程修了、日本学術振興会特別研究員、京都大学大学院理学研究科助手・助教、同大学院生命科学研究科助教を経て、2009年より現職。博士(理学)。

植物は毎年決まった時期に花を咲かせますが、それは植物が環境情報を利用して花を咲かせるタイミングを調整する巧妙な仕組みを備えているからにほかなりません。 では、どのようにして植物は季節を判断して、毎年決まった時期に花を咲かせているのでしょうか。 講義では、70年以上も幻のホルモンと言われていた花成ホルモン・フロリゲンの発見にいたる歴史から最新の知見まで、植物が花を咲かせるタイミングを決めるしくみについてお話しします。