東大理学部 高校生のための夏休み講座 2014

東大理学部 高校生のための春休み講座 2014

8月20日(水)

講義1
異常気象の謎を読み解く鍵
地球惑星物理学科 東塚 知己 准教授
東塚 知己
— プロフィール —
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了、同研究拠点形成特任研究員、特任助手、特任助教、助教を経て2011年より現職。博士(理学)。

昨年の夏、非常に暑い日が続いたことを皆さんは覚えているでしょうか? このような異常気象を引き起こす一因となっているのが、エルニーニョ現象(太平洋南米沖の海面水温が平年に比べて異常に暖かくなる現象)に代表される気候変動現象です。 現在、これらの現象のメカニズムや影響を理解し、より正確に予測するための研究が続けられています。
この講義では、最近、発見されたばかりの気候変動現象で、オーストラリア西岸沖に発生するニンガルー・ニーニョ現象のメカニズムやその影響についてお話しします。

講義2
目には見えない宇宙をさぐる
天文学科 -附属天文学教育研究センター- 田村 陽一 助教
田村 陽一
— プロフィール —
東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程修了、日本学術振興会特別研究員、国立天文台博士研究員を経て2011年より現職。博士(理学)。専門は電波天文学。

夜空を見上げると輝く星々。しかし、これは宇宙の一部の姿を体現しているにすぎません。 わたしたちの身の回りに可視光線ではない電磁波(電波、赤外線、紫外線、X線)が観察され利用されているように、宇宙にも可視光線では見えない電磁波があふれています。 目には見えない電磁波で天体を観測すると、じつに多様性豊かな宇宙が広がっていることが明らかになってきました。
この講義では、いま注目を集める「目には見えない電磁波」のひとつ「サブミリ波」があばく最新の宇宙像、なかでも星々の大集団である銀河誕生のストーリーをご紹介します。