東大理学部 高校生のための夏休み講座 2014

東大理学部 高校生のための春休み講座 2014

7月23日(水)

講義1
素粒子と宇宙の暗黒物質
物理学科 蓑輪 眞 教授
蓑輪 眞
— プロフィール —
京都大学大学院理学研究科博士課程修了、東京大学理学部付属素粒子物理国際協力施設助手、同助教授等を経て2001年より現職。理学博士。

宇宙には、観測にかからない暗黒物質(ダークマター)が存在することが以前から知られていました。 その暗黒物質の正体は、星のような固まった物質ではなくて、素粒子がばらばらのまま宇宙空間を飛んでいる可能性が高いことがわかってきました。 しかもそれは既知の素粒子とは異なるもので、まだ発見されていない新しい種類の素粒子です。 暗黒物質の量は普通の物質のおよそ5倍もあることも明らかになり、宇宙を構成する物質のほとんどについて我々は何も知らないことになります。
講義では、暗黒物質存在の証拠とその持つべき性質および探索の方法などについてお話しします。

講義2
野菜からはじめる植物の体の構造観察
生物学科 邑田 仁 教授
邑田 仁
— プロフィール —
東京大学大学院理学研究科植物学専攻博士課程中退、東京大学理学部(附属植物園)助手、講師、助教授、東京都立大学理学部教授を経て1999年より現職。理学博士。

私達の身の回りにある植物には、小さな草から数十メートルになる高木まで、いろいろな大きさのものがあり、外形も様々である。 しかしその構造は、茎の上に葉と芽が規則的に配列する単純なものである。 そして、茎や葉が様々に変形することにより全体の多様性を作り出している。 葉の付け根に芽ができて、その芽が伸びて枝分かれするため、葉の配列も重要である。 植物の代表として、まず野菜の構造を観察してみよう。