東大理学部 高校生のための夏休み講座 2013

東大理学部 高校生のための夏休み講座 2013

8月21日(水)

講義1
人間を越えるコンピュータを目指して
平木敬先生 情報理工学系研究科 教授
平木敬先生
— プロフィール —
東京大学理学部物理学科卒業(1976)、東京大学理学系研究課物理学専門課程修了(1982)、理学博士。以後、電子技術総合研究所研究員(1982-1991)、IBM社T.J.Watson研究センター客員研究員(1988-1990)、東京大学理学部助教授を経て、現職。 コンピュータ・アーキテクチャ、並列分散計算、再構成可能デバイスを用いた計算、超高速ネットワーク、分散共有ファイルシステム研究に従事。

コンピュータが出来ることとコンピュータの能力は深い関係にあります。チェスが人間に勝ち、クイズで人間を負かし、ついに将棋でもトップの棋士に並ぶようになりました。 これらは、それを実現するアルゴリズムやプログラムの勝利ですが、その裏には、持続するコンピュータ能力の向上による計算できる範囲の拡大があります。 本講義では、コンピュータの速度とは何か、コンピュータの速度を向上させる様々な方法を説明し、コンピュータ性能向上の流れを俯瞰します。 次に、私たちが現在取り組んでいる世界一のコンピュータを作るために必要な工夫、作り方を説明し、コンピュータが人間を越える日について考えます。

講義2
Chelyabinsk大火球
杉浦直治先生 理学系 地球惑星物理学科 教授
杉浦直治先生
— プロフィール —
東京大学理学系研究科地球物理学専攻博士課程修了、 東京大学理学系研究科地球物理学専攻助教授を経て東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻教授。理学博士。

今年2月にロシアに落ちた大火球は100年に1度の大きなものと言われています。 多くの負傷者を出したので、小惑星の落下の危険性を再認識させることになりました。 この様な火球の映像とそれに伴う光、音波を調べることにより、小惑星の軌道、大きさ、力学的強度などを知ることができます。 たくさんの火球についてこのような情報が得られれば、小惑星落下のリスクの評価をすることができます。 また火球に伴って発生・ 落下する球粒を物質科学的に調べることにより火球内の物理過程を理解することができます。 講義ではどのようにして火球に関する情報が得られるかを解説します。

※受付は終了いたしました。