東大理学部 高校生のための夏休み講座 2013

東大理学部 高校生のための夏休み講座 2013

8月20日(火)

講義1
大気圏外から宇宙を見る
牧島一夫先生 理学系 物理学科 教授
牧島一夫先生
— プロフィール —
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了、宇宙科学研究所助手、東京大学理学部助教授を経て1995年より現職。理学博士。

人類は太古から、可視光を用いて宇宙を眺めて来ました。 これは我々の眼が可視光に感じることに加えて、大気が可視光に対して透明なためです。 より波長の長い赤外線や、より波長の短い紫外線やX線は、大気に強く吸収されてしまいますが、ロケットや人工衛星で大気圏外に出ると、宇宙から来るそれらの電磁波を検出でき、可視光で見える宇宙とは大きく異なる姿が明らかになります。 この講演では、太陽衛星「ひので」が明らかにした、荒れ狂うコロナの姿や、X線衛星「すざく」でとらえられた、ガスを吸い込むブラックホールや高速で回転するパルサーなどの話題をお話しします。

講義2
地球や惑星内部を化学の目で見る
鍵裕之先生 理学系 附属地殻化学実験施設 教授
鍵裕之先生
— プロフィール —
東京大学大学院理学系研究科化学専攻博士課程中退、筑波大学物質工学系助手、ニューヨーク州立大学研究員、東京大学理学部講師、准教授を経て2010年より現職。理学博士。

はるか遠い小惑星の試料を持ち帰ったはやぶさの記憶は皆さんの記憶に新しいことでしょう。 一方、地球の半径は高々6400kmですが、地殻という薄皮の下にあるマントルまで穴を掘ることすらたいへんな仕事です。 私たちは地球や惑星の内部がどのような物質でできているのかという問題に興味を持って研究をしています。 地球深部起源のダイヤモンドは地球内部のさまざまな情報を我々に教えてくれます。 実験室で地球や惑星深部の圧力を発生させて、物質の変化を直接観察することもできます。 講義では実験と観察の両面から、我々の手の届かない地球内部を知る手がかりについてお話ししたいと思います。

※受付は終了いたしました。