東大理学部 高校生のための夏休み講座 2013

東大理学部 高校生のための夏休み講座 2013

7月26日(金)

講義1
数十億年前の酸素と二酸化炭素~人間が住める環境になるまで~
村上隆先生 理学系 地球惑星環境学科 教授
樋口秀男先生
— プロフィール —
東京大学大学院理学系研究科鉱物学専攻博士課程修了、日本原子力研究所・米国ニューメキシコ大学・オーストラリア核科学技術機構の研究員、愛媛大学理学部助教授、理学系研究科助教授を経て、1999年より現職。理学博士。

我々が住んでいる地球表面では、大気の酸素濃度は0.21気圧、二酸化炭素は0.00035気圧です。 ところが、地球の歴史の大部分はこれとは全く異なった濃度でした。 例えば、30億年前は(大きな誤差はありますが)、酸素濃度は0.000001気圧、二酸化炭素は0.1気圧です。 原始的な菌類が海にいるだけで、陸上には生物はいませんでした。 我々はどのようにして過去の大気濃度を知ることができるのでしょうか、また大気濃度と生物を含む環境との関係はどうだったのでしょうか。 講義では、数十億年前の大気濃度を知る方法と当時の地球環境についてお話しします。

講義2
ヒトに至るみち:多様性・適応・進化から
石田貴文先生 理学系 生物学科(人類学) 教授
永原裕子先生
— プロフィール —
東京大学大学院理学系研究科人類学専攻修了(理学博士)。京都大学霊長類研究所助手、東京大学理学部助手、同准教授を経て2013年より現職。専門は、人類学(含霊長類学)。

私たち人類は長い時間をかけて誕生しました。 単一の生物種で地球上にこれだけ蔓延った例はないでしょう。 一般にヒトが「進化した」生き物と言われる所以です(この表現は正しくはありません)。 ですが、哀しいことに今の日本では、学校で生き物としてヒトのことを学ぶ機会はとても少ないので す。 この夏期講座では、ヒトについて学校で教わること教わらないこと・ヒトの生き物としての特徴・生き物の中でのヒトの位置づけ・皮膚色を例とした遺伝的多様性と環境適応について、研究の失敗談も含め紹介します。

※受付は終了いたしました。