東大理学部で考える女子中高生の未来
東大理学部で考える女子中高生の未来

終了いたしました。
理学に進学する女子生徒の障壁を下げようという目標のもと、第3回目となる女性研究者の講演と研究室見学「東大理学部で考える女子中高生の未来」が2011年10月2日(日)に小柴ホールで開催され、中高生と保護者を合わせて59名が参加しました。
伊藤恭子先生と川口由紀先生から研究の内容紹介と、どのようにして進路を選んできたのかお話があり、並木敦子先生からは学生さんの視点にたって、研究テーマを選び研究をするとはどういうことか、4年生の学生さんをモデルにご紹介くださいました。
中学生の参加者からは、「理系の女性は昔から憧れでしたが、やっぱり恰好よいと思いました」、高校生の参加者からは「大学に入ったらどんな風に過ごすのかよく知ることができた」「理系の魅力が伝わった、とても楽しかった」、保護者の方からは「進路選択の動機から現在の研究内容の紹介、研究のやり方など多岐にわたった話題で情報を得ることができた」と大変好評でした。
研究室を見に行こう!
女子中高校生の皆さん、保護者の皆様、東大理学部で女性研究者による最先端の研究の話を聞き、研究室で気軽にお話ししてみませんか?
大学生活、研究のこと、皆さんの質問になんでもお答えします!
ぜひご参加ください。
(本イベントは、東京大学女子中高生理系進路支援の一環として行っております。)
「植物の細胞運命を決定する遺伝子」

講演者
伊藤恭子(いとう きょうこ)
東京大学理学系研究科
生物科学専攻 准教授
講演の要旨
植物にある維管束や気孔の細胞はどのような遺伝子の働きによって作られているのでしょうか。 植物の発生・分化に関わる分子生物学的な研究を、私の研究生活の話題を含めてお話します。
2004年東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了、同年、同大学大学院理学系研究科生物科学専攻学術研究支援員、2005年アメリカスタンフォード大学博士研究員、2007年東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻助教を経て、2011年3月より現職。理学博士。
「絶対零度で流れる液体:超流動」

講演者
川口由紀(かわぐち ゆき)
東京大学大学院理学系研究科
物理学専攻 助教
講演の要旨
水や空気は冷やすと固体になりますが、液体や気体の状態のまま絶対零度になる物質では、超流動と呼ばれる不思議な現象が起こります。 その名のとおり、スーパーな液体の奇妙な性質についてご紹介します。
2000年京都大学理学部卒業、2005年京都大学大学院理学系研究科物理学・宇宙物理学専攻博士課程修了、同年、日本学術振興会特別研究員、2007年に東京工業大学大学院理工学研究科物性物理学専攻助手(助教)を経て、2008年5月より現職、理学博士。
「研究のすすめ方の話:地球を題材に。」

講演者
並木敦子(なみき あつこ)
東京大学理学系研究科
地球惑星科学専攻 助教
講演の要旨
理系の研究に興味はあるけど、一体、研究ってどうやるの?という人の為に学部4年生の学生さんが行った地球内部や火山の研究を例として初めての研究のすすめ方についてお話します。
2002年東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了、同年、日本学術振興会特別研究員として金沢大学理学部地球学科、2003年アメリカカリフォルニア大学客員研究員を経て2005年同学において日本学術振興会海外特別研究員、2006年産業技術総合研究所、2007年金沢大学自然科学研究科研究協力員を経て、2010年1月より現職。理学博士。
日時
2011年10月2日(日)13:00~17:00(12:30開場)
会場
東京大学本郷キャンパス理学部1号館2階 小柴ホール
対象
女子中高校生40名・保護者の方20名
参加費
無料
申込
2011年7月20日(水)より先着順にて受付開始
※生徒さん・保護者の方の申込みは定員に達したため、締め切らせていただきました。(2011.8.5)
12月23日(金・祝)に理学部オープンキャンパスを開催いたします。ぜひ、ご参加ください。
お申し込みされてから1週間以内に「東京大学大学院理学系研究科理学部広報室」から受理メールをお送りいたします。 受理メールが届かない場合は、登録いただいたメールアドレスが間違っている可能性がありますので、再度お申込手続きをお願いします。
ただし、お申込をされた時点で定員に達している場合は、受付終了とさせて頂きます。
主催
東京大学大学院理学系研究科・理学部 男女共同参画委員会・広報委員会
問い合わせ
東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室
電話 | 03-5841-7601 |
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