生物科学専攻公開講演会（第８９回小石川植物園市民セミナー）のご案内

理学系研究科生物科学専攻と小石川植物園後援会の共催による公開講演会（第89回小石川植物園市民セミナー）が下記の通り開かれます。

今回は、生物科学専攻の中野明彦教授（理化学研究所光量工学研究領域兼任）による、植物細胞内のダイナミックな活動に関する講演です。生物の体が細胞でできていて、細胞が「生きていること」の基本単位であることはよく知られています。植物も例外ではなく、たくさんの細胞から成り立っています。外からは静的に見える植物ですが、その細胞の中を覗いてみると、意外にも細胞内の構造物が活発に動き回って、きわめてダイナミックに活動しています。中野教授の研究室では、細胞内の微細な構造の非常に速い動きを、生きたままの状態で観察できる顕微鏡を開発し、これを駆使することにより植物の生き様を理解しようとする研究が進められています。今回の講演会は、こうした最先端の研究成果に触れる絶好の機会です。

本学関係者や後援会会員に限らず、どなたでも参加できます。どうぞ皆様お誘い合わせの上、是非ご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。