第86回小石川植物園市民セミナーのご案内

大学院理学系研究科・理学部

第86回小石川植物園市民セミナーのご案内

小石川植物園後援会が主催する第86回小石川植物園市民セミナーが、下記の通り開かれます。

今回は、本学大学院理学系研究科の小牧義輝技術専門職員による、小笠原の希少植物の保全についての講演です。環境省レッドリスト(2012)によると、日本に生育する維管束植物約7000種のうち、約1800種(約26%)が絶滅のおそれのある種とされています。野生植物種の絶滅を回避するためには、生息域内での保全活動に加え、その補完として、生息域外での保全活動が重要です。

本学大学院理学研究科附属植物園(小石川植物園)では、東洋のガラパゴスとも呼ばれる小笠原諸島の絶滅危惧野生植物を対象に、生息域内と域外の両方での保全活動が進められています。本講演では、この保全活動に関連して、現地調査や播種・栽培試験、各対象種の課題と対策などの話題提供が予定されています。現地調査に関しては、入島が困難な北硫黄島で行われた調査の結果の紹介もあります。絶滅危惧植物保全活動の実際を知る絶好の機会です。

本学関係者に限らず、どなたでもご参加いただけます。どうぞ皆様お誘い合わせの上、是非ご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。

講師
小牧 義輝(東京大学大学院理学系研究科)
演題
「小笠原希少野生植物の絶滅を回避するためには」
日時
2月7日(土)14時〜16時
場所
理学系研究科附属植物園本園(小石川植物園)柴田記念館
参加費
無料(一般の方は入園料が必要です)
参加申込方法
2月2日までに、往復葉書または電子メールにて小石川植物園後援会までお申し込み下さい。返信葉書ないし返信メールが招待状となります。なお、参加ご希望多数の際は、お申し込み順に従い受付が締め切られることがあります。悪しからずご了承下さい。
主催・参加申込先
〒112-0001 文京区白山3-7-1
東京大学大学院理学系研究科附属植物園内
小石川植物園後援会
問い合わせ先
理学系研究科附属植物園
杉山宗隆准教授(03-3814-0368)