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Events

DATE2020.11.27 #イベント

 

一緒に理学の未来を作りませんか。
東京大学理学部では世界をリードする Top Scientists による高校生のための特別授業をオンラインで公開します。 ぜひ、ご参加ください。

(終了しました本講演の動画は、理学系研究科・理学部YouTubeチャンネルよりご視聴いただけます。各動画へのリンクをクリックしてご視聴ください)

 

日時

  • 2020年12月26日(土)13:00~12月27日(日)終日

冒頭挨拶 

大学院理学系研究科長・理学部長 星野 真弘    動画を視聴する

 

講義内容

講義1

【その話、いつ終わるの?】
数学科  新井 敏康 教授    動画を視聴する
新井 教授
— 経歴 —
名古屋大学理学部数学科助手、広島大学総合科学部助教授、神戸大学大学院自然科学研究科教授、千葉大学大学院理学研究科教授を経て2019年より現職。理学博士。

この講義ではまず、自然数の間では割り算ができることを、自然数の最も
重要な性質である数学的帰納法を用いて確認します。それから、いつかは
ゼロになるのだけれど、なかなかゼロにならない自然数列を考えます。こ
の自然数列がいつかはゼロになることを見るには、少し高度の数学的帰納
法が必要です。

 

講義2

【原子の奥の世界から宇宙の成り立ちを知る】
原子核科学研究センター 今井 伸明 准教授    動画を視聴する
今井准教授
— 経歴 —
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士後期課程満了、理化学研究所基礎科学特別研究員、高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所 助手、助教を経て2014年より現職。博士(理学)。

原子の更に奥に位置する原子核は陽子と中性子から構成され、 固体、 液体、気体とも異なる不思議な物質です。この小さな物質では、我々になじみのある古典力学とは異なる量子力学が支配しています。実はこの極微の世界でエネルギーが解放されることで、宇宙の星が輝き、またその熱により重い元素が合成されていきます。不思議な原子核の性質を調べることで明らかにする元素の起源の研究についてお話しします。

 

講義3

【スーパーコンピュータで宇宙を創る】
天文学科 藤井 通子 准教授    動画を視聴する
藤井 准教授
— 経歴 —
東京大学大学院理学研究科天文学専攻博士課程修了、日本学術振興会特別研究員、国立天文台特任助教を経て2016年より現職。博士(理学)。

宇宙の時間スケールは人間の歴史よりもはるかに長く、私たちが宇宙の進化を直接「見る」ためには、シミュレーションによってコンピュータの中に宇宙を再現する必要があります。日本の最新のスーパーコンピュータ「富岳」や国立天文台の天文学専用スーパーコンピュータ「アテルイ」について、また、スーパーコンピュータを使った銀河進化シミュレーションと、そこからわかった銀河の仕組みについてお話しします。

 

講義4

【日本の山脈が記録する沈み込み帯テクトニクス】
地球惑星環境学科 地球惑星物理学科 Simon R. Wallis 教授    動画を視聴する
ウォレス 教授
— 経歴 —;
オックスフォード大学地球科学専攻満了、京都大学研究員・助手、名古屋大学助教授・准教授・教授、2017年から東京大学理学系研究科教授。理学博士(D. Phil.)。

日本列島は4つのプレートが収束する珍しい場所です。そのプレート運動が日本の地殻内部構造に大きな影響を与えます。プレートの擦れ違いによって地震が頻繁に発生します。長い地質学学的な時間において同じ断層が繰り返し動き、100 km以上のずれを示すものもあります。また、深いところでは、上方に分布する岩石の重さによる圧力と地球内部から伝わる熱が高くなり、岩石は粘土と同様に粘っこい流体のように振る舞い、地層が曲がった褶曲などの地質構造が形成します。プレートが擦れ違う具体的なプロセスを調べるのに、かつて地球内部にあって、その後地表まで上昇した岩石を調べることが有用です。

 

講義5

【炭素の多様な形を自在に設計・合成する】
化学科 池本 晃喜 講師    動画を視聴する
池本講師
— 経歴 —
東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻博士課程修了。東北大学原子分子材料科学高等研究機構助教。東京大学理学系研究科助教を経て2019年より現職。博士(工学)。

ダイアモンド、グラファイト、フラーレンなど,炭素には様々な形が存在します。これらの物質は同じ炭素でできているのにも関わらず、その繋がり方,形の違いに応じて、見かけや性質が全く異なってきます。では、これらの多様な炭素の形を、フラスコの中で意のままに作り出すことはできないでしょうか?1メートルの10億分の1、ナノメートルの世界で、どうしたら合理的かつ精密に炭素の形をデザイン・合成できるでしょうか?講義では、これらの問いに対する我々のアイディアと取り組みを含めた炭素の造形の世界について紹介します。

 

講義6

【種の壁を超える】
生物学科 東山 哲也 教授    動画を視聴する
東山教授
— 経歴 —
東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻修了、同研究科助手、名古屋大学大学院理学研究科およびWPI-ITbM教授を経て2019年より現職。博士(理学)。

カブとキャベツが交雑して、セイヨウナタネという新種が誕生しました。油がたくさん採れる植物です。しかしこのように種(しゅ)の壁を超えることは稀で、植物でも動物でも、ふだんは同じ種同士で受精を行います。偶然に種の壁を超えて受精すると、異なるゲノムが交わり、親が持たない性質をもつ新種が誕生することがあります。とても興味深い現象ですが、そもそも種の壁とは何なのでしょうか?それは分子がつくる鍵と鍵穴として定義できます。種の壁のしくみを理解し、打破することで理解の実証を目指す研究を紹介します。

参加費

無料

対象

高校生、中学生向け講演ですが、今回は小学生・大学生・大学院生・一般の方も参加が可能です。

申込方法

申込フォーム(お申し込みは終了しました。ありがとうございました)

12月25日(金)にお申し込みをいただきましたすべての方々に、視聴のURLをお送りいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

 

※注意事項

  1. 必要事項をすべてご記入いただいた方は、どなたでもご参加いただけます。
  2. 申込み送信後、メールアドレスに申込み履歴・確認メールは送信されません。ご了承ください。
  3. ご案内は理学部広報室:kouhou.s(アットマーク)gs.mail.u-tokyo.ac.jpより送信いたします。迷惑メールフィルターを設定されているかたはドメイン設定のうえ受信してください。
  4. ご家族で視聴される場合は一度での申し込みが可能です。

※ご案内(URLのお知らせ)の時期について:

12月25日(金)までに、当日の視聴のURLを登録のメールアドレスに送信します。25日を過ぎてもメールが届かない場合は、広報室まで御連絡をお願いします。再度お送りいたします。

主催・お問合せ

東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室 

TEL 03-5841-7585 担当:菅原
E-mail kouhou.s@gs.mail.u-tokyo.ac.jp