2019/10/31

東大理学部 高校生のための冬休み講座2019

一緒に理学の未来を作りませんか。
東京大学理学部では世界をリードする Top Scientists による高校生のための特別授業を公開します。受講された方全員に、東京大学理学部シャープペンを差し上げます。 ぜひ、ご参加ください。

日時

  • 2019年12月25日(水)、12月26日(木)
  • 両日ともに13:00-16:30

 

タイムスケジュール
13:00-13:05 冒頭挨拶
13:05-13:50 講義1
13:50-14:05 質疑応答
14:05-14:15 休憩
14:15-15:00 講義2
15:00-15:15 質疑応答
15:15-15:25 (休憩)
15:25-16:10 講義3
16:10-16:25 質疑応答
16:30 終了

講義内容

12月25日(水)

講義1
【気候変動の多様性 〜複雑はおもしろい〜】
地球惑星物理学科 升本 順夫 教授
升本 教授
— 経歴 —
九州大学大学院工学研究科水工土木学専攻博士課程、東京大学理学部助手、東京大学理学系研究科助教授、海洋研究開発機構プログラムディレクター等を経て2013年より現職。理学博士。

私たちが住んでいる地球表面の環境は、大気と海洋、そして陸面で起こる様々な現象が絡んで作られています。特に大気と海洋が強く関係している気候の変動では、これらの現象が想像を超えた結びつきをすることで、私たちの役にたつことも、脅威となることもあります。そんな複雑怪奇な世界でも、地球は特別な構造を持つリズミカルで明確な気候の変動を作り出しています。この講義では、多様な気候の変動を紹介し、複雑な絡み合いを解き明かしていく面白さについてお話しします

 
講義2
【小さな花に隠された植物と昆虫の共進化】
生物学科・附属植物園 川北 篤 教授
川北教授
— 経歴 —
京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了、 京都大学大学院人間・環境学研究科助教、京都大学生態学研究センター准教授を経て 2018年より現職。博士(人間・環境学)。

熱帯の花というと、鮮やかに色づいた派手な花を思い浮かべます。しかし実際に熱帯の森を歩くと、意外にも地味で目立たない花をつける植物が少なくありません。花の形や色や匂いは、昆虫などの動物を花にひきつけ、効率的に花粉を運んでもらうための適応の結果です。では目立たない花にはどのような意味があるのでしょうか。特定の昆虫とパートナーシップを結び、驚くような方法で受粉を達成している植物があることが分かってきました。講義では、熱帯で繰り広げられる多様な植物と昆虫の関係がどのように生まれ、維持されているのかについて、私たちの研究を例にお話しします。

 
講義3
【最先端実験で探る分子の“かたち”と“動き”】
化学専攻 歸家 令果 准教授
歸家 准教授
— 経歴 —
京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了、東京大学理学系研究科博士研究員、東京大学理学系研究科助手、東京大学理学系研究科助教を経て2016年より現職。博士(理学)。

私たちの周りに存在する分子はとても小さくて、肉眼や顕微鏡では個々の分子の粒を見ることはできません。しかし、分子は決まった“かたち”を持つことが知られており、例えば水分子の場合、1個の酸素原子が2個の水素原子に挟まれて“くの字”型で結合していると学校で教わります。このような分子の形状はどのように測定されるのでしょうか?最先端の科学実験では、分子がその形状を時々刻々変化させて化学反応していく様子をスローモーション動画のように撮影できるようになり始めています。講義では、このような取り組みについて紹介していきます。

 

12月26日(木)

講義1
【すばる望遠鏡の見た宇宙、そしてその向こう】
天文学科 柏川 伸成 教授
柏川 教授
— 経歴 —;
東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程終了後、日本学術振興会特別研究員、国立天文台助教、准教授を経て2018年より現職。理学博士。2009年井上学術賞受賞。研究テーマは銀河形成、初期宇宙。

宇宙は138億年前にビッグバンによって始まったと考えられています。気の遠くなるような長い宇宙の歴史のなかで,天体はさまざまな進化を遂げて現在の姿になりました。星が無数に集まった集団、それが「銀河」です。そしてその銀河もこの宇宙には無数に存在します。私たちはその中の1つ、「天の川銀河」に住んでいるのです。ではこのような宇宙に無数に存在する銀河は,いつ,どこで,どのように誕生したのでしょうか?いま、宇宙はどこまで遠くを観測できるのでしょう?遠方宇宙をとらえる「すばる望遠鏡」が解き明かす宇宙の姿について、その研究の最前線をご紹介します。

 
講義2
【コンピュータがことばの意味を理解する】
情報科学科 宮尾 祐介 教授
宮尾 教授
— 経歴 —
2001年東京大学大学院理学系研究科退学、同年より同大学にて助手、2007年より助教。国立情報学研究所准教授、教授を経て、2018年より現職。情報理工学博士。

私たちは、ことばを使いこなしてコミュニケーションをしています。ことばがなければ人間社会は成り立たないでしょう。しかし、私たちはどうやってことばで情報を伝え、理解しているのでしょうか。我々はことばは「意味」を持ち、それによって情報をやりとりしていると思っていますが、意味とは何でしょうか。 講義では、コンピュータにことばを理解させることをめざす自然言語処理の研究を紹介し、ことばが表す意味とは何か、コンピュータが意味を理解するためにはどうしたらよいか、をお話しします。

 
講義3
【物質の物理学:変幻自在な電子の不思議な世界】
物理学科 林 将光 准教授
林 准教授
— 経歴 —
Stanford大学大学院工学研究科材料工学専攻博士課程修了、米国IBM Almaden研究所ポスドク研究員、物質材料研究機構主任研究員を経て2016年より東京大学理学系研究科准教授。Ph.D。

世の中のものはすべて原子と電子から構成されています。ものが電気を通すか、磁石にくっつくか、あるいは光を反射するかなど、物質の性質の大部分は電子が決めています。物の中では、教科書で習うように原子の周りをぐるぐる回っている電子もいれば、自由に動き回っている電子もいます。自由に動き回る電子がたくさんいる物質が電気を通す「金属」です。さらに、ある条件が揃うと、動き回っている電子と電子がペアを組みます。ペアを組んだ電子は、リニアモーターカーで使われている電気抵抗がゼロの「超伝導体」になります。このように物の性質を決める学問を物性物理学と呼んでいます。講義では、物質の中で電子がいろいろ姿を変える不思議な世界についてお話します。

 

会場

 

定員

各日170名(事前申込制・先着順)

※どちらか1日のみ参加も可能ですが、両日ともに受講されることをお勧めします。

※申込みは各日毎にお願いします。

参加費

無料

対象

高校生 ※中学生も参加可能

持ち物

筆記用具・ノート ※講義の撮影・録音はご遠慮いただいております。

申込方法

申込フォーム(先着順)

 

※理学部では「バリアフリー支援」を行っております。

※注意事項

  1. 必要事項をすべてご記入いただいた方は、ご参加いただけます。作文の欄がございますので、必ず参加のご本人が記入をしてください。
  2. 申込み送信後、メールアドレスに申込み履歴・確認メールは送信されません。ご了承ください。
  3. 参加証を受信するアドレスが携帯の場合、パソコンからのメールを受信できる設定にあるかご確認をお願いします。参加証が届かない可能性がございます。
  4. 定員人数を超過した場合、申込みを締め切ります。
  5. 当日は参加証メールを携帯やプリントアウトで確認できる状態でお持ちください。

※ご案内(参加証発行)の時期について:

お申込みから7日以内に参加証を登録のメールアドレスに送信します。7日を過ぎても参加証が届かない場合は広報室まで御連絡をお願いします。

※申込みをいただきました方々には一部の方を除いて参加証を発行済みです。

まだ、参加証を受け取れていない方がいらっしゃいましたら広報室までメールでお問い合わせください。

 

プレゼント

受講された方全員に、東京大学理学部ロゴ入りシャープペンを差し上げます。

プレゼント

主催・お問合せ

東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室

TEL 03-5841-7585
E-mail kouhou.s@gs.mail.u-tokyo.ac.jp

日本地球惑星科学連合が主催し、東京大学理学部が後援する「高校生のための冬休み講座2019」も引き続き開催いたしますのでご興味のある方は、ぜひご参加ください。

開催日:2019年12月27日(金)13:00~16:00

  1. 「リュウグウの石に聞いてみたいこと」
    橘省吾 教授 東京大学/JAXA
  2. 「岩の中で生きる微生物は始原的?それとも究極の進化形?」
    鈴木庸平 准教授 東京大学

 

場所:東京大学本郷キャンパス理学部1号館2階 小柴ホール
参加費:無料
対象:高校生 ※中学生も参加可能
定員:170名(事前申込制・先着順)
主催:公益社団法人日本地球惑星科学連合
後援:東京大学 大学院理学系研究科・理学部

お申込みはこちらをご覧下さい。
http://www.jpgu.org/public/20191227/

〇主催・お問合先:公益社団法人日本地球惑星科学連合 事務局
Tel:03-6914-2080
E-mail: office@jpgu.org

―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―

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