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未来創成学への招待 最終回 7月26日(京都大学)
Introduction to Advanced Future Studies、Last Class on July 26 (Kyoto University)


現在の希望状況
Current status
聴講希望受付期間外です
大学 University 京都大学
Kyoto University
研究科等 Graduate School 理学研究科
Graduate School of Science
学内講義コード Course code 大学院横断教育科目
講義名
Course title
未来創成学への招待 最終回 7月26日
Introduction to Advanced Future Studies、Last Class on July 26
教員名
Teaching staff
基礎物理学研究所・准教授・村瀬雅俊
Masatoshi Murase
聴講希望受付 Registration period 2018/04/01〜2018/07/26
Apr 1, 2018 — Jul 26, 2018
単位数 Credit 0
開講言語 Language 日本語
Japanese
説明
Course details

【大学院横断教育科目の概要】
知識を学ぶことに、飽き飽きしたみなさん。学術の世界は、「仮説が事実をつくり、思考が現実をつくる」時代に入っていることに気づいていますか?私たちは、【問題発見-仮説提唱-検証作業サイクル】を回しながら、ヒッグズ粒子の発見、重力波の発見から、iPS細胞の発見、あるいは無意識世界の発見を行ってきました。創造性、アイディアこそ、未来世界を創り出す「人間力」なのです。この講義では、そうした学術創成にみなさんとともに挑みます。

【大学院横断教育科目の目的】
グローバル化時代を迎え、現代社会は、科学・技術・環境・教育・医療・政治・経済といった多様なシステムと人間が複雑に絡み合う巨大な「生きた」システムと化しました。その恩恵として、私たち人類は、ミクロな素粒子の世界からマクロな宇宙の世界に至るまで、奇跡的な出来事を次々と成し遂げてきました。ところが、その一方で、一部のシステムの最適化・効率化を推進するあまり、全体システムが破綻しかねない脆弱性をはからずも生み出してしまうという予期せぬ事態に直面することになったのです。多くの場合、切迫した問題は多様なシステムの境界領域で発生します。そのために、個々のシステムを深く理解していても、問題が発生すること自体を予想することは不可能に近いと言えます。ここに異分野統合による新たな学問創造を目指す意義があります。しかも、こうした問題はあらゆる学問分野の境界領域で共通して発生しているのです。

 本講義の目的は、問題解決型思考から問題発見型思考へのパラダイム転換を体験的に学ぶことにあります。このようなパラダイム転換は、なぜ必要なのでしょうか?現実世界では問題解決型思考に基づいた解決策によって、皮肉にも新たな問題が次々と生み出されているのです。というのも、この現実世界が「創発原理」に従っているからなのです。私たちが目指すことは、現実世界に見られる「創発原理」を理解した上で、その原理を自らの思考の道具として活用することなのです。それによって、問題が発生する前に、思考によってこれから発生しそうな問題をあらかじめ予測することができれば、問題発生への「予防」的手段を講じることが可能になります。医療における「予防医学」、航空業界・建築工学における「過去の失敗からの学び」は、こうした観点を含んでいます。本講義では、これまでバラバラに探求されてきた諸問題を、問題発生という「創発過程」から統一的に捉え直すことによって、「普遍的な問題発見型思考」を体得することを目指します。

The last class held on July 26, we will invite a distinguished visiting Professor Alessandro Usiello from Università della Campania, Italy. He will give a talk on "D-Aspartic Acid: an endogenous NMDA receptor agonist enriched in the
developing brain with potential involvement in Schizophrenia and Aging". He loves to talk with graduate students. We are also planning to ask you to give your own 10 min. presentations in front of him. Let us enjoy English Discussions among different disciplines.

キーワード
Keywords
  • 未来創成学
  • 創発原理
備考 Notes

URL http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~future/
定員
Number of seats
講義回数 Number of lectures 1
第1回講義
Lecture 1
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