地球惑星環境学科
理学部紹介冊子
特集コンテンツ
地球惑星環境学科
地球の記憶を読み解く
将来の地球環境のためにも社会から期待される分野だ。
| 1877年 | (東京大学創設)地質学科 |
|---|---|
| 1886年 | (帝国大学に改組)地質学科 |
| 1907年 | 地質学科、鉱物学科に分かれる |
| 1919年 | (帝国大学令改正)地理学科が新設 |
| 1949年 | (理学部改編)地学科 (地質学、鉱物学、地理学の3課程) |
| 2006年 | 地球惑星環境学科 |
| 現在に至る |
温暖化、自然災害、エネルギー資源の枯渇など、人類は様々な地球環境の問題に直面している。
地球惑星環境学科は、地球を、大気、海洋、固体、生命が複雑に相互作用するシステムとしてとらえ、それらを構成する物質の分化、環境の進化・変動や生命の誕生・進化・絶滅などの実証的解明を目指した教育を行っている。 そのため、地球や惑星で現在起こっている諸現象の観察や観測、それらを構成する物質(岩石、鉱物、地層、化石など)の観察や分析などの実習に力を入れている。 こうした教育を効果的に行うため、「生命・環境学コース」、「地球惑星ダイナミックスコース」、「地球惑星物質科学コース」という、3つのカリキュラムメニューを設けている。
カリキュラムは、講義、フィールドワーク、実習、演習から構成される。 フィールドワークは、数日から1週間程度の調査・観察実習を国内外の大自然の中で行う。 実習・演習では、観察、実験、分析、数値計算などの手法を学び、フィールドで得た情報を基に、その背後にある物理、化学、生物学的素過程を洞察する能力を養う。 2年次4学期と3年次夏学期は、学科教育の基礎となる物理学、化学、生物学、地球惑星科学的な講義、実習、演習を受講する。 3年次冬学期~4年次には、より専門的な講義、実習、演習を受講するとともに、4年次には関心を持つテーマを選択し、卒業研究を行う。
Photo:貝塚純一 Text:渡辺 寿
学科長から一言!
『生きている地球惑星環境を実感しよう!』
VOICE1
中村淳路さん
子供の頃から山登りやキャンプなど自然の中で過ごすことが好きでした。 この学科に進学したのも、実際に地球を観察するという研究手法に惹かれたからです。 学科の特徴は何といってもフィールドワークの機会が豊富なこと。 特に、採取したサンプルを室内で分析する「地球惑星環境学実習」という授業では、顕微鏡を用いた岩石の観察など基本的な手法を学びながら、研究の楽しさを味わえます。 また、20人という少人数クラスなので学生同士の仲が良く、お互いに切磋琢磨できる環境です。 将来は、実証的なアプローチと理論的なアプローチの両方を備えて、古環境復元を中心に据えた研究に携わっていきたいと考えています。
VOICE2
関 有沙さん
フィールドワークが魅力
実験室にこもって研究するより、自然を自分の目で観察できる野外実習に魅力を感じています。 一番面白いのは野外実習です。 フィールドワークで何かを発見した時は、教室の中の勉強では味わえない喜びを感じます。 地球環境化学、地球物質循環学など、ほとんどの科目が野外実習に結び付いているため、教室での講義にも自然と力が入ります。 将来は科学の面白さを広く社会に伝える仕事に就きたいと思っています。 そのため、教員免許と学芸員の資格取得につながる授業を履修。 今後は、大学院に進学し、興味のある地球化学に関する分野をさらに深く学ぶ計画です。


