化学科
理学部紹介冊子
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化学科
日本の化学発祥の地
自然界の物質群を、分子レベルで探索・研究して
物質の性質、法則、物質間の反応を解明する。
| 1861年 | 蕃書調所 精煉方(徳川幕府創設) |
|---|---|
| 1877年 | (東京大学創設)化学科 |
| 1886年 | (帝国大学に改組)化学科 |
| 1919年 | (帝国大学令改正)化学科 |
| 1949年 | (理学部改編)化学科 |
| 現在に至る |
化学の対象とする領域は広い。物理学や生物学の領域と思っている研究でも、実は最先端の化学研究である場合も多い。
現代の化学は、宇宙の果てに存在する分子を電波望遠鏡で観測する宇宙化学から、最新のレーザー光計測により生きた細胞を調べる生命化学まで及んでいる。 それらの化学研究は同時に、理学、工学はもちろんのこと、医学、薬学、農学など様々な研究分野の基礎ともなっている。
化学科では、物理化学、無機化学、分析化学、有機化学、生体関連化学、地球環境化学など、化学の基礎的諸分野から、理学部の他学科にまたがる分野も学ぶ。 そのため、物理学、生物科学、地球科学などの隣接分野にも開かれた講義を開講。 「ものとの触れあい」を重視しており、特に実験の教育に注力している。 3年次は午前中は講義、午後はすべて学生実験というカリキュラムで、講義で学んだ知識を実験して確認するという学習手法だ。
大学院理学系研究科化学専攻には、基幹専攻として12の研究室がある。 これらの研究室が、物理化学系、有機化学系、無機・分析化学系に分かれて、化学科の学部教育を担当している。 加えて、スペクトル化学研究センター、地殻化学実験施設、物性研究所などが参画する。
Photo:広川智基、真島誠一 Text:渡辺 寿
学科長から一言!
「Central Science」
としての化学の視点を身に付けよう!』
VOICE1
島本憲太さん
様々な性質を持つ物質を取り扱う「化学」に面白さを感じたのは高校3年の時。 教養学部前期課程では物理学と化学を主に履修しており、物理学科と化学科の両方に関心がありました。 最終的には「自ら新しい物質を作り出してみたい」という気持ちから化学科へ進学しました。化学は研究対象が幅広く、学科内の皆さんの興味も多岐にわたっている点が面白いです。 生化学、物理化学、新物質の合成など興味の対象は様々ですが、「物質の性質、挙動を追う」という点は共通していると思います。 将来の目標は、新しい性質を持った物質を生み出すこと。特に物質の電気的特性や磁気的特性の分野で活躍したいと考えています。
VOICE2
リカルド・ミゾグチ・ゴルゴルさん
高校の時に大学の化学教室に参加して、化学の魅力に目覚めました。 先輩たちの実験をしている姿が格好良かったのを覚えています。 化学科の特徴は、毎日続く「実験」に尽きるでしょう。 平日の午後は、学生全員が実験します。 たとえ実験に失敗しても、隣にいる仲間やティーチング・アシスタント(TA)の方に相談できるので、安心して取り組めます。 クラスメートと一緒に過ごす時間が非常に長く、ここでできた友人とは長い付き合いができそうです。 将来はブラジルに帰国して日本で学んだことを伝え、母国の発展に貢献したいと考えています。 そのためにも、今の学びをさらに深めるべく、大学院に進学する予定です。


