天文学科

天文学科

現代天文学をベースに
宇宙の謎に迫る
広大な宇宙を対象に、観測実習などを通じて基礎技術を習得。
最先端の研究現場や観測装置に触れる機会も多数ある。
History
1877年 (東京大学創設)星学科
1886年 (帝国大学に改組)星学科
1919年 (帝国大学令改正)天文学科
1949年 (理学部改編)物理学科
1967年 物理学科、天文学科、地球物理学科に分かれる
  天文学科として現在に至る

かつては静的にとらえられていた宇宙。現代天文学は、この宇宙が激しく変動に富む世界で、さらには時とともに進化しているということを明らかにしてきた。 天文学の研究対象は、太陽、恒星、星間空間、銀河系、銀河、大規模構造など、広大な宇宙の様々な要素と、それらの多様な活動や進化にかかわる物理だ。

カリキュラムは、天文学科独自の講義と、天文学を学ぶ上で重要な物理学、地球惑星物理学の講義に分かれる。 物理学科、地球惑星物理学科の講義は両学科の学生とともに受講する。 大学院でもなかなか聞けない、天体力学や位置天文学の講義は、異なる学問分野でも役に立つため、他学科の学生の聴講も多い。

教育を担うのは天文学科(天文宇宙理学大講座、広域理学大講座の観測的宇宙論部門)、天文学教育研究センター(観測天文学大講座)の教員たちだ。 木曽観測所などの最新観測装置を使った観測実習を重視し、学生は3年次から研究の現場に参加できる。 4年次からの課題研究では、教員の指導の下、最先端の研究に触れる。 ここでの成果が学術論文にまで発展している例も多い。 大学院に進学するとハワイにある口径 8.2 m のすばる望遠鏡や、チリのアタカマ高地で観測する機会も得られる。

天文学は、計算機の能力、CCDカメラなど観測装置を支える技術の発展とともに大きく飛躍している。

Photo:貝塚純一 Text:渡辺 寿

学科長から一言!

学科長
『天文学の発展とともに
人類の宇宙観も変貌してきました。
宇宙にかかわる壮大な研究をしてみませんか。』
柴橋 博資

VOICE1

有松 亘さん
天文学科
4年
有松 亘さん
学部生のうちから重要な
研究成果を出すことも可能

物理学、数学、化学など多分野に関心を持っていました。 天文学では、物理学はもちろんのこと、例えばガスの冷えるプロセスでは化学の知識も重要になります。 そのような広い学問分野にまたがるため包括的な興味が満たされるのではないかと思い、天文学科を選択しました。 進学して驚いたことは学部生でも最先端の研究に携われること。 厳しくもありますが、先生や先輩と最先端の研究を通じた交流ができるのです。 学部生のうちに学術的に重要な成果を出すことも可能な学科だと思います。 大学院進学を視野に入れ、赤外線天文学をテーマとした卒業研究に取り組んでいます。

VOICE2

今田大皓さん
天文学科
3年
今田大皓さん
各種の観測実習で
星や宇宙を追求

天文学を学びたいと強く思ったのは、中学1年の時に名古屋大学で行われた講演会を聴いたことがきっかけです。 「手の届かない場所なのに観測や理論で解明できることがある」こと自体を不思議に思いました。 好きな授業は観測実習です。可視光の分光観測やミリ波の観測など様々な波長の観測手法を学んでいます。 望遠鏡を動かし、そのデータを解析して何がわかるかを考えることは大きな魅力です。 天文学は物理学との関連がとても深い分野であり、当面は物理学をしっかり勉強しようと考えています。 将来はまだ明らかにされていない宇宙の謎を解明したいです。