理学部イメージコンテスト2017「理学の美」

 

オープンキャンパス実行委員長 吉本 芳英
(情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻 准教授/情報科学科 兼担)

理学部オープンキャンパス恒例のイメージコンテストへは合計25件の応募をいただいた。ご応募くださいました皆様に,オープンキャンパス実行委員会を代表して厚くお礼申し上げます。来訪者の方々による投票の結果, 1件の最優秀賞,および最優秀賞とは僅差ではあるが2件の優秀賞(得票数同一)が選ばれた。

最優秀賞
「ヴィラルソーの円の紙模型」
 河野 俊丈(数理科学研究科 教授)
トーラス(ドーナツ型の曲面)を斜めに切ると互いに交わる2つの円が現れ、これをヴィラルソーの円とよびます。トーラス上に多くのヴィラルソーの円を描いた様子を紙を組み合わせることによって表現しました。

最優秀賞は数学科の河野俊丈教授による「ヴィラルソーの円の紙模型」であるトーラスの断面に現れる2つの円を表現したもので,幾何学に現れる形の美しさが表現されている。優秀賞は化学科の合田圭介教授,磯崎瑛宏特任研究員による「微小水滴ケージ内のミドリムシ」と,地殻化学実験施設の小松一生准教授,白石智子さんによる「氷のペンダント」である。「微小水滴ケージ内のミドリムシ」では,小さな水滴の一つひとつにミドリムシが1匹ずつ閉じ込められた様子が,緑の核をもった水晶玉のように見える。水晶玉の向こうにミドリムシの個性がみえてくるのだろうか。もうひとつの優秀賞,「氷のペンダント」は幼稚園児向けの出前実験で作成された物とのことで,宝石のような美しさが夕焼け空で効果的に演出されている。応募いただいた作品を通して理学の世界に現れるさまざまな美しさが来訪者に伝わったことと思う。

優秀賞
「微小水滴ケージ内のミドリムシ」
  合田 圭介(化学専攻 教授)
  磯崎 瑛宏(化学専攻 特任研究員)
髪の毛の断面と同程度の小さな水滴のケージに1匹1匹ミドリムシを閉じ込めた様子です。1秒間に数千個のミドリムシの入った水滴を生成できる技術を用いて水滴を集め,光学顕微鏡でミドリムシの個性を解析します。
 
優秀賞
「氷のペンダント」
  小松 一生(地殻化学実験施設 准教授)
  白石 智子(地球惑星科学専攻2015年度修士課程修了生)
幼稚園での出前実験向けに園児へのプレゼントとして作った氷のペンダント。純氷の板を鋼製の型に挟むと,みるみるうちに氷が溶け,六花の形が出来上がる。「もういっかいやって」とせがむ子供達の輝く瞳の中に,科学の原点を想う。

 

ご投票くださいましたご来訪の皆様に厚くお礼申し上げます。

 

 

理学部ニュース2017年9月号掲載

 


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