理学系研究科・理学部外部諮問会2014年度

 広報室副室長 横山 広美(科学コミュニケーション分野 准教授)

理学系研究科・理学部の外部諮問会が2015年2月23日(月)に開催された。また,小柴ホールにて博士課程および修士課程の学位記授与式が行われた。今回は,岡田清孝自然科学研究機構理事,小間篤秋田県立大学理事長・学長,鈴木厚人高エネルギー加速器研究機構長,柘植綾夫科学技術国際交流センター会長,辻篤子 朝日新聞社オピニオン編集部員,観山正見 広島大学学長室付特任教授が諮問委員として出席された。 

研究室見学の様子(物理学専攻 福山寛 教授)
 
研究室見学の様子(物理学専攻 酒井広文 准教授)

また,理学系研究科からは,五神真研究科長,武田洋幸副研究科長,山内薫副研究科長,久保健雄研究科長補佐,小澤岳昌研究科長補佐,福田裕穂副学長,佐藤薫教授,大西淳彦事務部長,横山広美准教授,林輝幸URA,野上識URA,稲田敏行総務課長,渡邉雅夫学務課長,吉澤経理課長が出席した。

最初に,五神研究科長より理学系研究科・理学部の現状について報告があった。特に若手研究者の安定的雇用および学生への支援について質問があり,博士課程の学生においては日本学術振興会の特別研究員制度のほかにも,リーディング大学院や理学系から独自に行っている支援制度があることが紹介された。

次に久保研究科長補佐より,新学事暦や学部教育の総合的改革について報告があった。学生の自宅での勉強時間を増やすことを目指しているが,そのためにe-learningを使用するとよいという意見や,講義時間が90分から105分になる影響について質疑があった。さらに武田副研究科長より,研究倫理に関連した教育やデータ保管についての報告があった。教育は各専攻・学科の協力のもと順調に進んでいるが,データ管理を含む研究倫理全体について,実務体制をどのように整えていくかの議論があった。また,山内副研究科長より,化学専攻がさきがけて進めているグローバル基礎科学教育プログラムについて報告があり,学生の海外派遣についての質問に対して,学生派遣は教員のネットワークを通じて行われていることが紹介された。

このほかにも,学生支援室,国際化推進室,キャリア支援室,研究支援総括室,広報室,男女共同参画委員会や環境安全管理室の報告があった。報告が終わったのちの諮問事項では,社会貢献の在り方,国際化の在り方,教育改革の在り方について議論が行われた。

また合間には諮問委員による研究室見学,諮問会後は懇親会も行われ,和やかな雰囲気の中,終了した。

 

 


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