創立130周年を迎えた附属臨海実験所

赤坂 甲治(臨海実験所所長/生物科学専攻 教授)

理学系研究科附属臨海実験所はこれを2016年で創立130周年を迎えた。これを記念して, 2016年11月21日に小柴ホールにおいて,国際学術シンポジウム(International Symposium in Commemoration of the 130th Anniversary of MMBS)を開催した。


シンポジウム会場での集合写真

臨海実験所が三浦に設置されたのは,世界でもっとも生物相が豊かで,多様な海洋動物種が得られることによる。創立以来,本学はもとより国内外から多くの研究者や学生が訪れ,海洋生物の研究,教育が行われてきた。とりわけ優れた研究として,井上信也博士による偏光顕微鏡の開発とウニ胚を用いた細胞分裂装置の発見,団ジーン(Jean Clark Dan)博士による受精における精子先体反応,毛利秀雄博士による微小管タンパク質チューブリン,金谷晴夫博士による卵成熟ホルモンの1-メチルアデニンの発見など,枚挙に暇がない。シンポジウムでは, 福田裕穂理学系研究科長の挨拶に続いて,筆者が臨海実験所の歴史を紹介し,臨海実験所を拠点として現在行われている研究について,生産技術研究所の巻俊宏准教授,理学系研究科地球惑星科学専攻の遠藤一佳教授,国立科学博物館の藤田敏彦グループ長(生物科学専攻教授併任),大気海洋研究所の木暮一啓教授,附属臨海実験所の吉田学准教授が講演し,最後に理学系研究科と学術交流協定を締結しているワシントン大学フライデーハーバー臨海実験所(Friday Harbor Laboratories,The University of Washington:FHL) 所長の, ビリー・スワラ(Billie J .Swalla)教授が臨海実験所の将来的な役割について講演した。東京大学動物学教室初代教授エドワード・モース(Edward S. Morse)博士の御子孫のパトリシア・モース(Patricia Morse) FHL客員教授も出席され,活発に議論が行われた。

 



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