女子中高生のためのイベント~なぜ数学や物理を学ぶのか~

 広報室副室長 横山 広美(科学コミュニケーション 准教授)


2015女子中高生のためのイベントポスター

理学部が理系に進学する女子生徒を支援するイベントをはじめて9年目になる。しかし理学部でも物理,情報,数学科に女子学生は非常に少ない。男女に数学の能力の遺伝的な差がないことは調査で明らかにされている。理系はもちろん,どんな分野に進学するにしても,論理的思考を鍛える高校時代の数学・物理の学習が重要であることは言うまでもない。

こうした状況から,今年は,例年の企画とは少し視点を変え,「なぜ,数学や物理を学ぶのか」「物理や数学の専門はもちろん,他分野の研究現場でこれらはどのように役立っているのか」をテーマにした。男女共同参画室長の村尾美緒教授が「論理的思考を鍛えて科学を楽しむ」というタイトルで,また,生物科学専攻(生物情報科学科)の岩崎渉准教授が「数学や物理でひもとく生命の仕組み,遺伝子の進化」というタイトルで講演した。論理的思考がいかに大事か,爆発的に進展している生物分野にも,物理・数学が欠かせない話を,参加者たちは熱心に聞いて楽しんでいた。

本イベントは科学技術振興機構(JST)の理系進学支援事業の補助をいただいて7年目になる。キャッチフレーズは「家族でナットク!理系最前線」。イベントは,部局ごとに行われるほか,大学全体の総括イベントも行われる。2015年は理学部が数年ぶりに総括イベントを担当する年であり,理学部企画と同日に総括イベントを行った。物理学科を卒業された内永ゆか子氏(日本IBMで初の女性取締役, NPO法人J-Win理事長)は,徹底的に「なぜ?なぜ?」と繰り返し考えるという。その迫力ある講演に参加者は圧倒された。また,その後に行われたライフワークバランスに関連する話も,大変興味深かったと反応があった。

講演者の先生方はもちろん,学内・学外でご協力をいただいた多くの方に感謝する。

 


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