温故知新 第11回 いつの時代も周知は難しい

石田 貴文(生物科学専攻 教授)

先日,転居後の片付けの最中, 1枚の紙片を学生時代に読んでいた本の間に見つけた(図)。1981年(昭和56年)度大学院関係行事予定表,大学院学年歴,諸手続に関する注意,理学系研究科委員会開催予定表と委員名簿が,表と裏に印刷されていた。三つ折りにすると,どんな手帳にも挟める大きさになる。締め切りはいつか,相談は誰にするかといった,情報満載の虎の巻が携行できる形で全院生に配布されていたことに驚きを感じた。だが,奨学金や授業料免除の書類を出しに行くと,往々にして締め切り後であった。それは院生(私)の不注意で、虎の巻が長年本の栞と化していたためである。今は,教職員・学生への事務連絡にもメール配信が活用され,迅速かつ確実に情報が伝達されている,はずである。それなのに,締め切りを過ぎてから出される○○届の数は減らない。

時は流れ媒体は変貌しても,周知徹底は難しい。皆様,スパム設定は慎重に。

34年間本の栞となっていた大学院生向けの栞

 

 

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