第27回理学部公開講演会「理学の真実」を開催

三河内 岳(地球惑星科学専攻 准教授)

2015年11月20日(金)に第27回理学部公開講演会「理学の真実」が開催された。これまでの理学部講演会は安田講堂などを使って休日に700人規模で年2回実施してきたが,今年度からは,小規模のものを小柴ホールで平日に開催していくという方針となり,今回はその初めての試みであった。応募者多数のため,事前に抽選を実施せざるを得なかったが,当日は抽選に当選した130名ほどの参加者が集まった。

山内薫教授(副研究科長・広報委員長)の挨拶で始まった講演会では,まず地球惑星科学専攻のロバート・ゲラー教授による「地震学の現状と限界 ~想定外を想定しよう」という講演が行われた。ゲラー教授は,随所に聴衆の笑いを誘う話を交えながら,地震予知がいかに難しいか,そして,予知ではなく,いかに防災に対策を講じる必要があるかをテンポ良い語りで話した。また,もう一つの講演では,生物科学専攻の入江直樹准教授が「胎児期に隠されていた進化の痕跡」という題目で講演した。動物の胚発生と生物進化の関係が歴史的経緯を含めて紹介された後,最先端の研究結果により,これまでの考えとは異なる法則性が発見されたという興味深い話が披露された。両先生とも,講演の後に出席者から多くの質疑があり,それぞれの講演内容に対して,熱心なやり取りが展開された。


第27回理学部公開講演会当日の様子

このように,新しい形式で実施された今回の公開講演会だが,講演者の先生方,参加者の募集や抽選などにご尽力された広報室に深く謝しつつ,今後も理学のアウトリーチが一層促進されることを期待したい。



 
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