2017/06/09

化学専攻の木下川さんのチームが「製品アイデアコンテストUTokyo1000k」で優勝されました

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東京大学産学協創推進本部の主催で2017年5月27日、6月3日、4日に開催された「第2回 UTokyo1000k」において、化学専攻修士課程在籍の木下川涼さんを代表とする研究開発チームがテクノロジ部門最優秀賞を受賞されました。UTokyo1000kは東京大学の現役学生を対象とした製品アイデアコンテストで、参加者は2021年までに実用化が期待されるアイデアをプレゼンテーション形式で発表し、各部門の優勝者に総額100万円(テーマ部門30万円、テクノロジ部門70万円)の賞金が送られます。研究開発チームは「東大発の研究成果や技術を使った製品アイデア」を競うテクノロジ部門で最優秀賞を受賞されました。

受賞テーマは「高速分子イメージング法による非侵襲・高精度な術中迅速診断」です。がん患者数は世界中で増加し続けており、がん手術の短縮化や効率化が求められています。今回、研究開発チームは、現在のがん手術において、切除部位特定のための病理検査が手術時間の増加させていることに注目し、その短縮化のための手法を提案しました。この提案は、木下川さんの所属研究室である化学専攻・合田研究室で開発された高速分子分光法であるFourier-transform coherent anti-Stokes Raman scattering法を用い、高精度かつ非侵襲な腫瘍部位の特定を可能にするものです。このアイデアを実用化することができれば、手術時間が大幅に短縮され、結果として、医療費の削減に貢献することができると期待されます。

研究開発チームメンバー
木下川 涼 (東京大学大学院理学系研究科化学専攻、修士1年)
Angelina Frank (東京大学大学院理学系研究科化学専攻、修士1年)
Matthew Lindley (東京大学大学院理学系研究科化学専攻、修士1年)

研究開発チームアドバイザー
平松 光太郎 (東京大学大学院理学系研究科化学専攻、助教)
井手口 拓郎 (東京大学大学院理学系研究科物理学専攻、講師)
中川 敦寛 (東北大学大学院医学系研究科、東北大病院、准教授)
矢冨 裕 (東京大学大学院医学系研究科、東大病院、教授)
松阪 諭 (がん研有明病院、医長)
新田 尚 (科学技術振興機構、PM補佐)
杉村 武昭 (科学技術振興機構、PM補佐)
合田 圭介 (東京大学大学院理学系研究科化学専攻、教授)

UTokyo1000k
https://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/activity/venture/utokyo1000k.html

 
(文責:化学専攻 教授 合田圭介)

 

 

―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―

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