2008/04/18

3/14 文部科学大臣表彰科学技術賞 理学部情報科学科 平木敬教授、稲葉真理准教授


理学部情報科学科(情報理工学系研究科)の平木敬教授、
稲葉真理准教授らが平成20年度文部科学大臣表彰科学技術賞
(研究部門)を受賞

文部科学省は、3月14日、平成20年度科学技術分野の文部科学大臣
表彰受賞者を発表。そこで、理学部情報科学科(情報理工学系研究科)の
平木敬教授、稲葉真理准教授、情報基盤センターの加藤朗特任教授が、
「超遠距離超高速データ通信方式の研究」により文部科学大臣表彰
科学技術賞(研究部門)を受賞した。(文部科学省の報道発表のURL
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/03/08030609.htm )


「超遠距離超高速データ通信方式の研究」は、遠距離広帯域実
ネットワークで高効率なデータ転送を実現するための研究で、
2004年に世界で初めてアジア・アメリカ・ヨーロッパをつなぐ
WANPHYネットワークを構築、高効率データ転送を行い、その国際的
相互運用への道を切り拓き、以降、アジア・アメリカ・ヨーロッパに
またがる9組織と協力し、国際的な研究開発実験を行ってきたことが
評価された。具体的には、レイヤ間協調方式を提案、実装・実験を行い、
2006年には単一ストリームTCPデータ転送でバンド幅利用率99%を
達成した。TCP長距離通信技術の最速記録(インターネット速度世界記録)を
3年間で10度更新、現在も保持している。またこれらの成果を基に、
ユーザが距離を意識せずに利用できるデータ共有システムを構築、
物理学・天文学・地球惑星科学など最先端研究機関で利用されている。
ここで開発されたTCP技術は、次世代インターネット利用の根幹技術
として広く普及し始めており、今後5年程度で家庭用光ネットワークへの
技術移行が見込まれている。


授賞式は平成20年度(第49回)科学技術週間特別行事の一環として、
4月15日(火曜日)虎ノ門パストラルにて行われた。平木教授が代表を
務める「データレゼボワールIPv6/IPv4TCP データ転送実験チーム」は
2007年度総務大臣表彰「情報化促進部門」も受賞しており 
(http://www.i.u-tokyo.ac.jp/news/ist/071005_1.shtml )
2年連続の大臣表彰となった。

―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―

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