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生井 飛鳥

理学部・理学系研究科の卒業生、教員からのメッセージ

※所属、肩書は掲載時のものです

生井 飛鳥

生井 飛鳥

東京大学大学院理学系研究科 化学専攻 助教

2008年3月に東京大学理学部化学科を卒業後、2010年3月に東京大学大学院理学系研究科化学専攻博士前期課程を修了、同年4月に後期課程に進学し、2011年11月に中途退学。同年11月より東京大学理学系研究科化学専攻特任助教、2012年12月より助教。専門は物理化学。


「新しいものを作りたい・見つけたい!」という思いから理学部化学科に進学しました。高校のころに書いた走り書きのようなものを見ると、高校時代からすでにその思いを抱いていたようです。そして、学部4年で研究室配属の希望がかなって化学専攻の物性化学研究室(主宰:大越教授)に加わることに。研究テーマは、イプシロン型‐酸化鉄という新種の酸化鉄をベースに、新規物質・新規物性を見つけること。研究を初めたとき、アカデミックで研究したいという思いは漠然とあったものの、自分の進路については特に定めていませんでしたが、物質を合成し、結晶構造解析、磁気特性、磁気光学現象の観測など様々なアプローチから物性を調べたりして研究を進めるうち、面白くなって研究をもっとやりたくなり、修士課程・博士課程と研究に打ち込みました。どんどん「新しいものを作りたい・見つけたい。」そして、まだ時間が足りない!と焦っていたところに、大変幸いなことに化学専攻に奉職することがかない、研究にまい進しています。

理学系女子学生・院生へのメッセージ

研究では楽しい事ばかりでなくもちろん失敗もありますが、成果が出た時の喜びは何にも代えがたいものだと知りました。大学での研究生活は他では得られない貴重なもの。肚を据えて研究に取り掛かって、一日一日を大事にして力を尽くしてほしいと思います