東京大学理学部・理学系研究科の学生・院生のみなさんへ

平成23年3月25日

東北地方太平洋沖地震によって尊い命を失われた多くの方々に深い哀悼の意を捧げます。ご家族、ご親族、ご友人を失われた皆さまや、地震と福島第一原子力発電所の事故により、困難な避難・退避生活を余儀なくされている方々には、心よりお見舞いを申し上げます。また救援と復興に全力を尽くされている方々に深い敬意を表し、一日も早い復興と生活再建を祈念いたします。

学生・院生のみなさんも、依然として残る余震や事態の終結がまだ明確でない原子力発電所事故、また電力不足などのために、不安な気持ちを抱えていることと思います。こうした状況下でも理学部・理学系研究科では、みなさんの安全の確保を最優先に考え、また、電力使用量の削減に最大限の協力を行いつつ、世界をリードする学部・大学院としての誇りと責務をもって、できるだけこれまで通りの教育を提供できるように努めます。研究活動においても、みなさんとともにわが研究科の誇りとする世界トップレベルの水準をすべての専攻において維持してゆきます。

理学部・理学系研究科の授業計画、安全状況、電力状況、交通状況と今後の見通しなどを総合的に判断した結果、理学部・理学系研究科は、予定どおり4月1日から各専攻においてガイダンスを行い、授業を開始することにしました。詳細は、各学科、各専攻のガイダンス、授業等日程、そしてホームページ等を参照して下さい。

なお、安全状況、電力状況、交通状況などが急変する場合には、大学本部との連携の下で、理学部・理学系研究科教職員組織が責任をもってすみやかに対応します。また震災により、4月からの新学期への参加に困難をもつ方に対しては、柔軟な特別措置を行なう予定です。

困難な状況にあっても、理学部・理学系研究科のすべての構成員が力を合わせ、理学の教育と研究の更なる展開に向けて努力を続けて行きましょう。

東京大学大学院理学系研究科長・理学部長
山形俊男